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モンスターS4R

  • 掲載日/2011年07月07日【カスタムDUCATI】
  • 記事提供/『DUCATI Campione Del Mondo』 Vol.07(2004.02.27発行)
モンスターS4Rのカスタム画像

骨まで赤く染め上げる
テライオ・ロッソ仕様

完全にその主役の座を空冷から奪い去った水冷モンスター。2000年に登場したS4は916用ユニットを積み、その別物のパワーで他のネイキッド勢を霞ませたが、その進化版S4Rはスーパーバイクレプリカの後を追うように996ユニットを搭載。しかも片持ちスイングアームの採用など、車体面でも大きな違いを持ち、フラッグシップ999にも劣らない存在感を持つまでになった。ドゥカティの持つ今の技術を反映し進化させたこのモデルは、モンスターに固執するファンには堪えられない一台と言える。

そんなS4Rをカスタムしたこのコンプリートマシン、その基本内容はブレンボのキャスティング4ポッドとφ320ローターを使用したラジアルマウントキットに、パウダーコーティングでペイントされたフレームだ。このマシンにはさらにオプションパーツを装着している。製作したのはご存知、モトコルセだ。

注目のラジアルマウントキットは、ノーマルフォークのボトムブラケットをアルミ削り出しパーツに交換。フレームペイントは、当然ながら全バラ&フレーム単体にして作業する。いずれも手間とコストがかかる内容だが、それもS4Rと呼ばれるコンプリート車両ゆえである。

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ハンドルはノーマルをブラックのアルマイト加工で仕上げる。コクピット周りがかなり渋いまとまりに。
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シートはもちろんアルカンターラ。座り心地はもちろん、眺めても楽しめる。
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ステップもハンドル同様ノーマルをアルマイト加工。もともとのデザインがシンプルなだけに、これだけでも操作性がグッと引き締まる。
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イタリア製のミラーはドレスアップ効果の高いポリッシュ仕上げ。カーボンプリント仕様もある。
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アピール度の高いブレーキシステムであるラジアルマウント。ショーワ製ノーマルフォークのボトムブラケットを専用品に交換している。
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S.T.M.のスプロケットは交換時にホイールを外すことなく、ボルトを緩めるだけで取り外し可能だ。軽量なジュラルミン製という点も見逃せない。
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フレームのエンジンマウント部分を隠すプロテクションキャップもS.T.M.製。
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ジュラルミンを使うスリッパークラッチはすでに定番チューニングパーツ。こちらもS.T.M.製だ。
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ノーマルのアルミスイングアームも、テライオ・ロッソ仕様にするだけでこれだけ見栄えがする。フレームのペイントというのはそれだけの効果が期待できるのだ。
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