VIRGIN DUCATI | 第16回 バードカ号ついに退院!! それでもムルティを買いました!

第16回 バードカ号ついに退院!!

  • 掲載日/2010年04月16日【それでもムルティを買いました!】
  • 取材協力/ドゥカティ横浜
ムルティストラーダの画像

バードカ号、病み上がりですが…

バードカ号ついに退院!!
止まったオドメーターが再び動き出す!

3月某日、ドゥカティ横浜さんの保管スペースで数ヶ月間ひっそりと療養生活を送っていたバードカ号のオドメーターが再び距離を刻み始めました。いや~、良かったヨカッタ。

納車前に交換したメーターユニットのオドメーターが2,770km、その後新品メーターユニットが記録した走行距離が12,000kmということで、まぁ、ざっと15,000kmで「エンジンブロー」というステキなトラブルを発生したバードカ号。実はこの連載、10,000kmの走行を経過した段階で各部をチェック、ドゥカティの耐久性に問題ないことを確認して終了する予定だったのですが…。その記事を制作する前にこんなビッグイベントが発生したので、もうしばらく連載を延長することとなりました。どうぞ宜しくお願いします。

さてさて、シリンダーヘッド&シリンダーやらをごっそりとニューパーツに交換、エンジン半分(1/3?)が「新車」に生まれ変わったバードカ号。いつもお世話になっているドカティ横浜さんの見立てによると、アレだけの重大トラブルであったわりには、幸運にもクランクケース内部の各パーツには異常がなかった模様。盛大に発生した金属分や破片がオイルに乗ってエンジン内部に回ってしまった形跡もないとのことでしたので、イタリアからパーツさえ届いてしまえばこの通り、あっという間の復帰でした。

ムルティストラーダの画像
エンジンブローしたシリンダーとお別れ。こうして注視してみると、15,000kmの走行後でもクロスハッチがキレイに立ってますねぇ。
ムルティストラーダの画像
ジャジャーン! フロント側だけ新品ピカピカになったエンジン。「最低でも500kmぐらいは慣らししてくださいね~」と言われ…。
ムルティストラーダの画像
12,047kmで止まったままになっていたオドメーターが再び動き出しました。ガシャガシャと賑やかなメカノイズがちょっと懐かしい!

ドゥカティ横浜さんからの帰り路、フロントバンクだけがピッカピカに輝いているのは嬉しさ半分という感じでありますが、アドバイス通り「まずは慣らしから始めなくては…」ということで静か~に走って帰社。そっといたわるように駐車スペースに停め、「これからはキレイに乗って丁寧に慣らしをしてあげるからね~」とココロに誓ったのでした。ところが、それからというものなかなか乗ってあげる時間が取れない上に天候も不順。ヤキモキしながら数日が経過したある日、目ざとく駐車スペースに佇むバードカ号を発見したドゥカティバイクス編集部のヤマシタさんから、「ムルティをちょっと貸してください」という依頼があり、「いいですけど、まだ慣らしの途中なんで、くれぐれもあまり回さないでくださいね」とクギを刺してキーを渡しましのでありました。

そしてヤマシタさんは、伊豆スカイラインに取材に行き、高速道路もギュンギュンと走り、タイヤもセンター付近がペタンコになり…。ピッカピカだったフロントバンクもドロドロになり、あっというまに違和感が無くなったのでありました…。こうして重症から復帰したばかりだというのに、またハードな日々を送ることになったバードカ号、果たしてどうなりますことやら…。(続く)

ムルティストラーダの画像
ドカ横病院からいよいよ退院の図。入院したのが11月下旬で退院が翌年の3月下旬ってことは…長い長い療養生活でした。
ムルティストラーダの画像
そしてドゥカティバイクス編集部のヤマシタさんは、取材で伊豆スカイラインをギュンギュンと走り…
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高速道路をバビュっと走ってPAで一休み。
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ピッカピカだったエンジンもドロドロになり、あっというまに違和感が無くなったのでありました。
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