VIRGIN DUCATI | 第19回 ニュータイヤで心機一転! それでもムルティを買いました!

第19回 ニュータイヤで心機一転!

ムルティストラーダの画像

ニュータイヤで心機一転!

次期タイヤはミシュラン!
パワーピュアとの相性は…

さてさて、まだまだ続行する「それでもムルティを買いました!」ですが、現在の走行距離は17,600kmと、そろそろ走行2万キロが目前。ということで、ちょうどタイヤも限界を迎えたようです。

そもそも、「毎日楽しく乗れるドゥカティ」を目指して開発されたというこの空冷ムルティストラーダ。話によるとこのキャラクターを実現するために標準タイヤはピレリと共同開発したスペシャルで、コーナリング中にある程度フロントブレーキを使ったとしても、極端に車体が起き上がらない特性を追求したそうです。ということで、脚長モデルとしてやや特異なハンドリングを持つ空冷ムルティストラーダには標準タイヤがベストとも言えそうですが、まあ、浮気性というかいろいろな諸事情もあって、2組目として履き変えたタイヤはコンチネンタルのロードアタックなのでありました。このタイヤ、実は編集部周辺でもかなり高評価で、履き変えた当初は低速で切れ込みたがるクセもキレイになくなり、特に速度が低下する街中で扱いやすいと評判でありました。もちろんワインディングでのグリップもバッチリで、総合的に見てもオールマイティなタイヤだったと言えます。

そのロードアタックもいよいよ終りに近づき、ちょうど次期タイヤ候補を絞っていたのですが、別企画でのロードテストも兼ねて今度はミシュランのパワーピュアを履くことに決定。早速、いつもお世話になっているスピードスターさんに直行したのでありました。スピードスターさんといえば、タイヤのスペシャリストとしてつとに有名で、我々だけではなく各メディアでも大人気のお店。我々のムルティが店内に運び込まれた後もお客さんがひっきりなしに来店したのですが、スタッフの方がテキパキと交換作業を行ってくれたおかげで、あっという間にムルティの足元はニュータイヤとなったのでした。

さて、空冷ムルティストラーダ+パワーピュアの印象ですが、これがまたなかなかスバラシイ。タイヤを新品に交換した直後は往々にしてグニュグニュとしたゴムの感触を強く感じるものですが、パワーピュアの場合はそれがとても少ない。倒し込みに関しても同様で、慣れないタイヤは車体が倒れすぎたり、コーナーリング末期でも車体がなかなか起き上がってこない感覚があるものですが、こうした症状もない。総じて言えば、履き替えた直後から使い慣れたタイヤのようにナチュラルで、速度にかかわらず狙ったラインを正確にトレースすることができるタイヤと言えます。

パワーピュアはミシュランお得意の2CT(2コンパウンドテクノロジー)が採用されていますが、この自然な感触はどうもコンパウンドのチョイスが大きく効いている模様。ワインディングなどではグリップも超強力なのですが、トレッドのセンターが接地している直進付近は非常にサラッとした乗り心地。パワーピュアはリアタイヤの80%(=両サイド各40%)がグリップ重視のコンパウンドとされ、フロントも50%(=両サイド各25%)がソフトコンパウンドとなっているそうですが、残りの部分に採用されているセンター付近のコンパウンドはかなり耐久性重視なのではないかとイメージしています。それゆえセンター付近はサラッとした乗り心地なのではないかと…。何れにしても、このパワーピュア、空冷ムルティストラーダとの相性もバッチリだと思います。既に履き替えて1,000kmほど走行しているのですが、トレッド面はキレイな円形で減ってきたという印象は皆無。ドゥカティの中では距離も稼ぐしタンデムもする可能性も高い空冷ムルティストラーダには嬉しい限り。今からどれぐらい持つのかが楽しみなタイヤです。

ムルティストラーダの画像
今回お世話になったスピードスターさん。確かな知識と腕前で各メディアからも評判のタイヤショップ。
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スペシャリストは流れるように作業。交換作業を見ているだけでも参考にできるポイントが多数。
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履き潰したコンチネンタルのロードアタック。前後ともにセンター付近がフラットに減っています。
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スピードスターの水口店長自らタイヤチェンジャーにセット。作業が丁寧なので安心して見ていられます。
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センター付近のグルーブが深く縦に長いのが特徴。雨天でも良好な排水性が期待できそうです。
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前後とも黒々としたニュータイヤに履き替え、こころなしかサッパリとした感じがするムルティ。
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リアタイヤの80%(=両サイド各40%)がグリップ重視で、センターの20%が耐久性重視のコンパウンド。
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フロントは50%(=両サイド各25%)がソフトコンパウンドで、センター50%が耐久性重視のコンパウンド。
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街中ではサラッとした感覚で乗りやすく、ワインディングでは誰もがハイグリップタイヤの恩恵を受けられます。
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