VIRGIN DUCATI | 2010 MotoGPレポート 第14戦 日本 DUCATIサーキット情報局

2010 MotoGPレポート 第14戦 日本

  • 掲載日/2010年10月06日【DUCATIサーキット情報局】
  • 写真・協力/Moto GP.com
    ※このコンテンツはドルナ・スポーツ社およびMotoGPオフィシャルサイトからの素材提供により制作されました。
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2010 MotoGP #14 JAPAN(2010.10.03)

ストーナーが2戦連続で制し
ロッシは3位表彰台を獲得

強いストーナーが帰ってきた。10月3日、ツインリンクもてぎで行われたMotoGP第14戦日本GPの決勝レース。当初、今春に開催が予定されていたもののアイスランドの火山活動による影響で延期されるという異例の展開となった今回。4大バイクメーカーの本拠地でもある日本で、そして世界屈指のハードブレーキングコースとして知られる「もてぎ」での戦いを制するのは誰か、注目を集める中での決勝レースとなった。

気温23度、路面温度34度のドライコンディションの中、ロケットスタートでトップに躍り出たのは3番グリッドのケーシー・ストーナー。続く2番手はポールポジションから今期初優勝を狙うアンドレア・ドビツィォーゾ。以下、4番グリッドからスタートの今期ポイントリーダー、ホルへ・ロレンソ。肩の負傷から立ち直った予選2番手のロッシと続く。事前のフリー走行1で転倒負傷し欠場となったダニ・ペドロサがいないことを除けば、いつもどおりの役者が揃った形だ。

波乱が起きたのは2周目。突っ込み勝負の5コーナーで止まり切れずオーバーランしたニッキー・ヘイデンはペン・スピーズを押し出すかたちでコースアウト。転倒は免れたものの2台とも大幅に順位を下げてしまった。予選11番手からの追い上げを狙っていたヘイデンにとっては痛恨のミスだ。序盤から1分47秒台のベストラップを連発して後続を引き離しにかかるストーナーになんとかついていけたのはドビツィオーゾだけという展開が続く。圧倒的な速さで先行して逃げ切るというストーナーの勝ちパターンが蘇ってきたという印象だった。

そして終盤、見せ場を作ってくれたのはやはりロッシ。ラスト2ラップから始まったロレンソとの3位争いは、とてもチームメイト同士とは思えないような熾烈なバトルへと発展。

ラストラップの5コーナーでマシンをぶつけ合いながら立ち上がったと思えば、S字の飛び込みでロレンソが強引にインを突き、V字でロッシが差し返すといった真っ向勝負が観客を魅了。最後は今期タイトルのかかったロレンソが、王者ロッシの気迫に押されて表彰台を譲ったような印象だった。終わってみればストーナーが独走で優勝。アラゴンに続き2戦連続で表彰台の頂点に立った。序盤のミスがたたったニッキー・ヘイデンは12位となり連続表彰台を逃した。

次回15戦は10月10日に決勝レースが行われるマレーシアGP。いよいよ後半戦に突入したドゥカティ・ワークスチームの戦いに注目したい。

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「今日のマシンは完璧だった」とアラゴンに続く連続優勝を手にしたストーナー。セッティングが決まったときの速さは圧倒的だ。
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ロッシとロレンソ、チームメイト同士のプライドをかけた3位争いは今回最大のハイライトだった。最後は#46王者ロッシの貫録勝ち。

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青山博一が10位と健闘

インターヴェッテン・ホンダMotoGPからフル参戦している青山博一選手が母国グランプリで10位を獲得。「10位以内でゴール」の公言どおり、その実力を証明してみせた。2009年度250ccクラス世界チャンピオンの称号をひっさげて今年から最高峰クラスに挑んでいる青山選手だが、初戦カタールでの10位以降やや精彩を欠く展開が続いていた。しかも第5戦イギリスGPではウォームアップ走行中に転倒、脊髄圧迫骨折の重傷を負い欠場。インディアナポリスGPでは6戦ぶりに復帰したが、なかなか調子が上がらず苦しい戦いが続いていた。

今回も予選14番手からのスタートとなり出遅れてしまったが、冷静なレース運びとライバルたちの自滅でひとつひとつ順位を上げていった。中盤では昨年度250ccクラスでチャンピオンの座を争ったライバル、バルベラとの一騎打ちを制し、ラストは強豪のメランドリをもかわしてサテライトチーム同士の熾烈な10位争いを制した。青山選手持ち前の勝負強さが見れたレースだったと言えよう。

「スタートでミスして苦しい中でのレースだったが、ここにきて調子が上向いてきている実感がある。完走できたのも皆の応援のおかげ。確実にステップアップしていきたい」と力強いコメントを残してくれた。ロッシも「いつか必ずトップ争いに絡んでいるだろう」と青山の才能を高く評価しているという。“サムライ”の今後の活躍が大いに期待できそうだ。

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サテライトチーム同士の接戦を制し、カタール以来の今季ベストタイとなる10位を獲得した#7青山。後半戦の巻き返しに注目したい。

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