VIRGIN DUCATI | 2010 MotoGPレポート 第18戦 バレンシア DUCATIサーキット情報局

2010 MotoGPレポート 第18戦 バレンシア

  • 掲載日/2010年11月10日【DUCATIサーキット情報局】
  • 写真・協力/Moto GP.com
    ※このコンテンツはドルナ・スポーツ社およびMotoGPオフィシャルサイトからの素材提供により制作されました。
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2010 MotoGP #18 VALENCIANA(2010.11.07)

今シーズン最終戦は
ロレンソが凱旋勝利

11月7日、スペインのリカルド・トルモで今シーズンの最終戦となるバレンシアGPが開催された。注目はシーズン最多表彰台記録と最多獲得ポイントがかかっている新王者のホルへ・ロレンソが、地元でどんなレースを見せてくれるのか。また、ダニー・ペドロサの負傷欠場に乗じてポイントを急速に詰めてきたバレンティーノ・ロッシやケーシー・ストーナーを含めたランキング2位争いも最後まで目が離せない。

予選トップは今季4度目、バレンシアGP3年連続のポールポジションを獲得したケーシー・ストーナー。2番手は既に今季のチャンピオンシップを獲得しているロレンソ。3番手はシーズン後半になりますます実力をつけてきた新鋭、マルコ・シモンチェリ。以下、バレンティーノ・ロッシ、ニッキー・ヘイデンと続く。

気温22度、路面温度27度のドライコンディションの中、ホールショットを決めたのはストーナーだった。これに気迫みなぎるニッキー・ヘイデンが続き、ドゥカティワークスの赤いマシンによるワン・ツー体勢を築いたのも束の間、2周目の第1コーナーでヘイデンがリヤからスライドして転倒、痛恨のリタイヤとなってしまった。前回のストーナーの転倒といい、序盤での戦線離脱が続くドゥカティチームが気がかりである。

2番手に踊り出たのはペドロサ。ファステストラップでストーナーに食らいついていけば、ロッシとロレンソのヤマハ勢もすかさず後を追うかたちで強豪4台によるトップ集団を形成するいつもの展開に。転機が訪れたのは残り8ラップを迎えた終盤だった。シモンチェリと繰り返された際どいバトルを制したロレンソは着実に順位を上げ、気がつけばトップのストーナーとテールトゥノーズ。コーナー立ち上がりで暴れるマシンと苦闘するストーナーの一瞬の隙を突いてトップを奪うと、そのままリードを広げセーフティーアドバンテージを築き上げた。最後はガッツポーズでゴールラインを駆け抜けたロレンソの完全勝利だった。

2位はドゥカティでのラストランとなったストーナー、3位はトップ争いを尻目に途中から現状維持の手堅い走りに切り替えたロッシがキープ。スタートから好位置につけていたペドロサは怪我の影響か、中盤以降順位を下げて7位に後退。一方、激しく順位を入れ替えた4位争いは前回の怪我から奇跡的な回復を見せたベン・スピーズが制した。15番グリッドの青山博一は14位でフィニッシュ。最終戦はロレンソが新王者たる貫録を見せつけ、年間最多となる383ポイントを獲得し自らバレンシアGPでの初優勝に花を添えた。以下、2010年シーズンのMotoGPクラス年間ランキングは2位ペドロサ、3位ロッシ、4位ストーナー、5位ドビツィオーゾという結果で幕を閉じたが、すでに来シーズンに向けての動きは始まっている。ドゥカティ・ワークスチームではストーナーが去り、新たにロッシがやってくる。2011年度を占うオフシーズンの熱き戦いにも注目していきたいところだ。

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表彰台は最終戦に相応しく、ロレンソ、ストーナー、ロッシと実力どおりの役者が揃った。シーズンを終えて表情にも穏やかさが。
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YZR-M1に最後の別れを告げるロッシ。長年、共に世界グランプリを闘い数多の勝利を重ねてきた愛機を抱擁する姿は観客の涙を誘った。

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ストーナー、ドゥカティでの
ラストレースを振り返る

今季限りでドゥカティ・ワークスチームを離れることになったケーシー・ストーナー。2007年にドゥカティのシートに跨って以来、年間タイトル獲得を含む計42回の表彰台をドゥカティにもたらした英雄が、最終戦バレンシアを終えてその心境を語った。

「ドゥカティでのラストレースを表彰台で飾れて嬉しいし、それが相応しい場所だと思うよ。ドゥカティで過ごした4年間は私にたくさんの素晴らしい思い出を残してくれた。デビューイヤーのカタールでの初勝利や同じ年のバルセロナ、年間タイトルを決めた、もてぎや故郷に錦を飾ることができたフィリップアイランドのレースなど、どれも忘れられない記憶だ。」

ワークスマシン、デスモセディッチGPを駆り最高峰クラスで23度の優勝を重ねたストーナーは振り返る。

「私はドゥカティで重ねたひとつひとつの勝利をすごく楽しんできたし、多くの素晴らしい時間を一緒に過ごしてきたチームの皆に感謝したい。今後は別々のチームでサーキットの中では互いにライバルになったとしても、個人的な関係は決して変わることはないでしょう。長い間、ドゥカティチームを応援し支えてくれたすべてのファンに感謝の気持ちを伝えたいです」

来季はホンダワークスへの移籍が決定しているストーナーだが、彼が華麗にドゥカティ・ワークスマシンでを操る姿は長くファンの心のなかで輝き続けるに違いない。今後ともストーナーの健闘を祈ろうではないか。

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最終戦まで力走を披露してくれたケーシー・ストーナー。チーム移籍が決定しても、ドゥカティにチャンピオンシップをもたらした功績に影響するものではない。

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