VIRGIN DUCATI | MotoGPマシンはトレリスフレームではないというのは本当でしょうか? ドゥカティQ&A

MotoGPマシンはトレリスフレームではないというのは本当でしょうか?

  • 掲載日/2009年08月06日【ドゥカティQ&A】
ドゥカティQ&Aの画像

本当です。
最新のデスモセディチGP9はカーボンフレームです。

新たな地平を目指す
ドゥカティの挑戦

ドゥカティのアイデンティティと言えば、Lツインエンジンと鋼管を組み合わせたトレリスフレームです。現在市販されている車両については、若干の違いはあるもののすべてその組み合わせが採用されています。しかし、世界の頂点を争う二輪レースの最高峰「MotoGP」においては、その限りではありません。2002年からの参戦にあたり、ドゥカティとしては初となる4サイクル990ccL型4気筒エンジンを投入。勝利をもぎ取るためには新たな挑戦をいとわないドゥカティの姿勢に、世界中が驚愕したのは記憶に新しいところです。ただ、フレームはこれまでの形式を踏襲しており、これに関しては今まで何度も問題を指摘されてきました。極限の速度を競うMotoGPのシチュエーションだと、これまでのフレームでは剛性が不足してしまうのです。ドゥカティとしてもこの問題は認識しており、2007年には前後独立式のシャシーを投入し、結果としてチャンピオンを獲得しました。しかし、この剛性不足に関しては完璧に解決されたわけではなく、ついに2009年に新たな試みとしてトレリス構造ではないカーボンフレームへと変更されたのです。

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ドゥカティのアイデンティの一つ、トレリスフレーム。2008年まではこの形式のフレームを採用していました。

大きな期待がかかる新フレーム
将来には市販車用も登場?

2009年のMotoGPマシン「デスモセディチGP9」から採用されたカーボンフレームは、容積の大きいエアボックスの材質を、F1のようなアルミハニカム材を挟み込んだカーボンファイバー材にすることでフレームを兼用させたもので、トレリスフレームが省略されたフレームレス構造となっています。また、あわせてスイングアームもアルミ製からカーボン製に変更され、車体の安定感が大きく増しました。デスモセディチを駆るライダーたちからの反応は好評で、2009年シーズンのドゥカティは初戦から勝利を収めています。このフレームが市販車に投入されるかどうかですが、これについてはまだドゥカティから公式な回答は出ていません。MotoGPプロジェクトマネージャーであるスッポ氏によると「コストが非常にかかるので、すぐにフィードバックするのは難しい。だが、これに関してはドゥカティは特許を取得している」とのこと。もしかすると、将来的にはカーボンフレームが採用された市販モデルが登場するかもしれません。

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2009年のMotoGPを走るデスモセディチGP9は新型のカーボンフレームとなっており、トレリスフレームではありません。

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