VIRGIN DUCATI | 試乗インプレ【予告編】ディアベルカーボン(2015) トピックス

試乗インプレ【予告編】ディアベルカーボン(2015)

  • 掲載日/2014年06月23日【トピックス】
  • 取材協力/Ducati Japan  取材・文/友野 龍二  写真/山下 剛
ディアベルカーボン(2015)の画像

ニューディアベルの大きな識別ポイントとなるヘッドライトは、ポジション球・ロービーム・ハイビームのすべてが LED 化された。両サイドにポジション球、上部にロービーム、下部にハイビームが配置され、多角形デザインのライトケース内に収まる。

世界が驚き、世界が認めた衝撃的デビューから3年
キープコンセプトながらも大幅なマイナーチェンジを敢行

2010年11月にミラノで開催された EICMA 国際モーターサイクルショーで鮮烈なデビューを果たしたディアベル。世界的に需要のあるクルーザージャンルに進出することは正式発表前のスパイショットから予想されたが、それまで信条としていたスポーツ性をかなぐり捨ててまで営業戦略を優先するのか? と揶揄する声もあった。ところが発表されたディアベルはスタイルこそクルーザー的なロー&ワイドなフォルムだが、その中身はスポーツマインドあふれる正真正銘のドゥカティであった。

それもそのはずで、開発陣は『純血のレーシングエンジンを逞しいシルエットで包み込む』という挑戦からこのプロジェクトを進めたのである。スーパーバイクシリーズ直系の改良版テスタストレッタエンジンを伝統のトレリスフレームに搭載し、ブレンボ製モノブロックキャリパーやフルアジャスタブルサスペンションによって足元を引き締めた。さらに、出力特性の異なる3通りのプログラムをライドバイワイヤで制御し、トラクションコントロールや ABS など最新の電子デバイスで武装したのである。

そして今回、フル LED ヘッドライトやエンジンのデュアルスパーク化により、その個性と実用性に磨きをかけた。

フォトTOPICS(写真点数/14枚)

ディアベルカーボン(2015)の画像
01ポジション球とロービームの点灯状態。LED ヘッドライトの輝きは強烈で、夜間の視認性はもちろんのこと、日中の被視認性にも優れる。またラジエーターカバー内に縦配置されるウインカーはコンパクト化されたものの、こちらも LED なので、十分な光量を誇る。
ディアベルカーボン(2015)の画像
02新デザインとなったアッパーインストルメントパネルカバーと新型ハンドルバーライザー。複雑な形状をしたパネルカバーは、デザインの美しさのみならず、エアディフレクターとしての整流効果も高く、ライダーに当たる走行風を整えてくれる。
ディアベルカーボン(2015)の画像
03ディアベルカーボンには、その名の通りレースシーンで活躍するドゥカティの DNA を受け継ぐカーボンパーツが奢られる。スターホワイト・マットカーボンと名付けられた新色は、マットカーボンのベースに光沢ホワイトというコントラストの高いスポーティな組み合わせ。
ディアベルカーボン(2015)の画像
04大型化されたエアインテークは、ヘアライン加工のつや消しアルミニウムにブラックアルマイト処理が施されるという手の込みよう。後方に取り付けられるプラスチックのアクセント部品もより立体的になっている。スターホワイト・マットカーボンはホワイトフレームとなる。
ディアベルカーボン(2015)の画像
05軽量化に大きく貢献するカーボンファイバーのタンクカバーも、光沢ホワイトとのツートン仕上げ。カバー内に収まる 17 リットル容量の樹脂タンクには、残燃料を計測し TFT カラーディスプレイに表示するための燃料センサーが新たに装備された。
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06水平にリブ加工が施された新形状のシートは前後長が拡大され、さまざまな体格のライダーにマッチするように変更された。なお、日本向けシートは本国仕様より 20mm 低い 750mm。シングルシートカバーも軽量なカーボンファイバーとなる。
ディアベルカーボン(2015)の画像
07リアコンビネーションランプとは独立したナンバープレート取付方法が特徴的なディアベル。240 サイズのリアタイヤを迂回するナンバーサポートはデサイン変更を受けた。スイングアームのリアハブマウントから立ち上がり、ナンバー灯のハーネスも巧みに隠される。
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08開口面積が広くなりデザインも変更されたサイドラジエーターカバー。ホワイトのフレームに抱かれるエンジンは、それ自体をストレスメンバーとするテスタストレッタ 11°DS。デュアルスパーク化により、低速域での扱いやすさが向上した。
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09パワーアップに有効な等長レイアウトを持つ 58mm の大径エキゾーストパイプが大迫力の右サイドビュー。クラッチカバー内には大きな握力を必要としないプログレッシブ・セルフサーボメカニズムとスリッパー機能を有する多機能な湿式油圧クラッチが装備される。
ディアベルカーボン(2015)の画像
10ステンレススチールのサイレンサーもニューディアベルの大きな識別点のひとつ。太く短く、そして斜めにカットされた形状がさらなる迫力を与えている。ディアベルカーボンではつや消しステンレスの素地をそのまま使用し、ディアベルではブラック仕上げとなる。
ディアベルカーボン(2015)の画像
11マルゾッキ製のフロントフォークは、プリロードおよびリバウンド/コンプレッションのダンピング調整が可能なフルアジャスタブルタイプ。極太(50mm 径)のインナーチューブは、超低摩擦 DLC(ダイヤモンド・ライク・カーボン)コートが施されたブラック仕上げ。
ディアベルカーボン(2015)の画像
12スーパーバイクシリーズにも採用されるブレンボ製モノブロックキャリパー。この4ピストンラジアルマウントキャリパーは 320mm 径のダブルディスクとブレンボ/ボッシュ製 ABS との組み合わせにより強力無比かつコントローラブルな制動力を発揮する。
ディアベルカーボン(2015)の画像
13ディアベルカーボンにはマルケジーニ製の鍛造軽合金ホイールが採用され、前後で 2.5kg の軽量化を果たしている。マシン仕上げによってアルミニウムの地肌を部分的に生かすデザインは、高級カスタムパーツのような美しさ。
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14燃料タンク上の TFT カラーディスプレイには、新たに燃料計とサイドスタンド警告灯が追加された。この燃料計は5本のバーで残量を表示し、バーが1本になると燃料計のアイコンがイエローに変化し、1.1 リットル以下になると点滅するという精巧なもの。