VIRGIN DUCATI | 試乗インプレ【予告編】モンスター1200S トピックス

試乗インプレ【予告編】モンスター1200S

  • 掲載日/2014年07月22日【トピックス】
  • 取材協力/Ducati Japan  取材・文/友野 龍二  写真/VIRGIN DUCATI.com
モンスター1200Sの画像

ケース内の左右にビルトインされる LED ポジションランプは、片側3灯ずつ配置され、中央のロー/ハイビームは H4 ブルーハロゲンランプで構成されるヘッドライト。モンスター1200S ではウインカーも LED となる。

モンスターを名乗る水冷エンジン搭載モデルが復活
初代 S4 の 916cc から 1,198cc へと、巨大化した “怪物”

伝統のトレリスフレームに SS 系の排気量 904cc 空冷エンジンを搭載し、倒立式フロントフォークで武装。そしてこのスポーティなパッケージングをフェアリングレスのネイキッドモデルとして仕立てる。こうして登場したモンスターには世界中が驚嘆した。今では各メーカーが同様のスポーツネイキッドをリリースしているが、ドゥカティは 2014年の現在から遡ること 22 年前の 1992年にこれをやってのけたのだ。

イヤーモデルごとに正常進化を遂げる空冷シリーズとは別に、2001年にはスーパーバイク系の排気量 916cc の水冷4バルブエンジンを ST4 用の高剛性フレームに搭載した『モンスターS4』が突如として姿を現す。この突然変異種とも受け取れる水冷シリーズは、その後も独自に進化を続け、2004年には 996cc エンジンへとスープアップし、片持ち式スイングアームとなった『モンスターS4R』、2006年には 998cc のテスタストレッタエンジンを搭載、オーリンズ製の前後サスペンションが奢られた『モンスターS4RS』が登場した。しかし 2008年を最後に水冷モンスターはカタログから姿を消してしまったのだが、あれから6年の歳月が流れ、再び水冷モンスターは復活した。

フォトTOPICS(写真点数/23枚)

モンスター1200Sの画像
01走行風を効率良くラジエターへと導く、空力性能に優れる形状のフロントフェンダー。モンスター1200 はボディ同色、モンスター1200S は艶消しカーボンファイバーが奢られる。
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02モンスター1100EVO と比較して4リットル増加し、17.5 リットルとなった大容量燃料タンクは、プラスチックよりも軽量なスチール。増量された分、大きくなったタンクはデザイン上の迫力にも貢献している。
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03パニガーレ同様、エンジンのアタッチメントポイントがシリンダーヘッドに移動したことによって小型化されたフレームは、曲げ剛性が 67%向上し、ねじれ剛性にいたっては 99%の向上を果たした。
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04シート表皮にはハイグリップ素材を採用しつつ、ライダー用シートの最厚部では 80mm のフォーム材を使い、パッセンジャー用シートは 29mm 延長されるなど、快適性を高めている。
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05リアエンドのシルエットとマッチする形状のグラブバーと標準装備のシングルシートカバー。テールランプは高輝度 LED が採用され、モンスター1200S ではウインカーも LED となる。
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06ディアベルと同様にスイングアームに固定されるナンバープレートホルダー。ガラス繊維強化プラスチックでできており、十分な強度を有する。ナンバー灯にも LED が採用されている。
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071,198cc の大排気量エンジンが発する熱対策も万全で、上段には二つの電動ファンを備えるラウンド形状の大型ラジエターを配し、下段には空冷式のオイルクーラーを装備する。
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0850mm 径の迫力あるエキゾーストパイプは 2-1-2 の排気レイアウトとされた。マニホールド用ヒートガードはふくらはぎに触れるため、熱を通し難くするために多層構造となっている。
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09水冷エンジンならではのウォーターホースが所狭しとレイアウトされる左サイド。エンジンのアウターケースは、左右ともにブロンズカラーに塗色され、高級感を演出している。
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10モンスター1100EVO 同様、10cm 延長された日本仕様のサイレンサーだが、キャノンスタイルのデザインとレイアウトに変更はないため、違和感は感じない。モンスター1200 はシルバー、モンスター1200S はブラックとなる。
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11モンスター1200S にはオーリンズ製 48mm 径倒立フォークと 330mm 径ブレーキディスクにブレンボ製 M50 モノブロックキャリパーが奢られる。モンスター1200 はカヤバ製 43mm 径倒立フォークと 320mm 径ディスクにブレンボ製 M4-32 モノブロックキャリパーの組み合わせ。
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12標準装備となる ABS のセンサー部はコンパクト。タイヤはピレリ製ディアブロ・ロッソII。モンスター1200S に装備されるオーリンズ製の倒立フロントフォークにはオイルシールの劣化を防ぐスプリング付きのダストシールを採用。
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13カンチレバー式のリアサスペンション。モンスター1200S はオーリンズ製ピギー・バック・リザーバー付きダンパーを一体化したフルアジャスタブル、モンスター1200 はスプリングプリロードと伸び側ダンパーの調整が可能なザックス製。
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14高い強度を誇るダイカスト・アルミニウムの片持ち式スイングアームは、ブロンズカラーに塗色された美しい仕上がり。リアタイヤはピレリ製ディアブロ・ロッソII。
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15モンスター1200S には 1199パニガーレSと似た鋳造アルミ NC 加工トリプルY字スポークホイール、モンスター1200 には 1199パニガーレのスタンダードと同デザインの 10 本スポーク鋳造ホイールが装着される。
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16モンスター1100EVO との比較で 40mm 高く、40mm 手前にオフセットされたハンドル。ストリートファイター848 との比較では 80mm 高く、30mm 手前となり、快適性に重点を置いたモデルであることが窺い知れる。
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173種類(アーバン・ツーリング・スポーツ)のライディングモードに合わせて、表示内容の異なる3通り(コア・フル・トラック)の背景イメージが用意される TFT(薄膜トランジスタ)ディスプレイ。
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18ライディングモードの変更は、左スイッチの上下ボタンとウインカーキャンセルボタンを使う。DTC や ABS の介入度合の変更、バックライト・時計・ラップ・DDA など多くの機能のオン/オフおよび設定変更が行える。
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19シート下の小物入れは車載工具が収まるだけのミニマムサイズ。シート裏にも若干のスペースが存在するが、ETC や HID ヘッドライトを取り付ける際は、ユニットをいかに設置するかで頭を悩ませそうだ。
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20ブロック&ピン・システムを採用するドゥカティ初のアジャスタブルシート。日本仕様の場合、770mm の標準シート高からディアベル(日本仕様は 750mm)よりも低い 745mm へと変更が可能となる。
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21シート高を 745mm まで落とす際に取り外す部品。シート裏にある4個のブロックと左右のサイドカバーから部品を取り外す必要があるので、外した際は紛失しないように注意が必要だ。
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22日本仕様で標準となる 770mm の状態。身長 170cm 以下のライダーでも足つき性に不安を覚えることはない高さだ。数種類が用意される純正アクセサリーシート(いずれも日本仕様より高くなる)も、ぜひとも体験してみたい。
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23ブロック&ピン・システムによって 745mm まで落とした状態。ここまで低いと、クルーザーのような乗車姿勢になってしまい、モンスター本来のスポーツ性は引き出し難くなる。

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