VIRGIN DUCATI | ワールド ドゥカティ ウィーク2016 レポート #02 トピックス

ワールド ドゥカティ ウィーク2016 レポート #02

  • 掲載日/2016年08月31日【トピックス】
  • 取材協力・写真/Ducati Japan  取材・写真・文/松井 勉
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新作ムルティストラーダ1200エンデューロを使ったDREエンデューロ。45分のプログラム。1日を通じて多くのライダーが参加。現地でのムルティストラーダ人気の高さはスゴイ。写真は講師のお二人。本番はイタリア、フィレンツェ郊外にあるニッポツァーノにて2日間のプログラムで行われている。

丸3日あっても時間がない!
ワクワクのWDW体験・Part 2 本社ミュージアムにも足を運ぶ

7月1日から3日に掛けて行われた第9回ワールド・ドゥカティ・ウイーク(以下WDW)。「モア・ザン・レッド」を今回のイベントスローガンにミサノ・ワールド・サーキット・マルコ・シモンチェリは熱かった。創業90年を記念した展示では、ドゥカティが刺激し続けてきた代表作や、レーシングエンジンの展示などをアーティスティックに紹介。また、2016年に登場したムルティストラーダ1200エンデューロ、Xディアベル、スクランブラーに加わった400ccLツインのSixty2,そしてスポーティーにブラッシュアップされたフラットトラック・プロなど、各モデルのキャラクターを前面に出したプログラムや、ユーザー向けの試乗コンテンツも充実。ドゥカティ・ライディング・エクスペリエンス(DRE)の体験版が行われた他、パニガーレでのサーキットファンライドなど、体験型プログラムがWDWの魅力を決定づけているようでした。本気で楽しむ。本気で走る。なるほど、More than Red、楽しかった! 

フォトTOPICS(写真点数/17枚)

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01DREエンデューロ体験版は15分間の座学からスタート。アフリカのラリーの出場歴が豊富で60回完走した実力者でもあるグアリーニ先生から、ライディングポジション、体重移動などオフロードライディングの基本が伝えられる。スキルアップを目指す人、ダート路を体験したい人、どちらにとっても有益な授業です。
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02ゆっくりとした速度で左右に切り返しながら進むパイロンスラローム。バイクを寝かし、ライダーはバランスを取るようにアウト側に体を動かす。リーンアウトのポジションの練習です。「バイクが重く感じる人は体重移動がたりませんよ」と先生からアドバイスが飛んでくる。
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03広大な芝生エリアには、細めの丸太を半分に切って造られたギャップや細い板で造った一本橋、そして人工ヒルクライム、ダウンヒルが設けられていた。「どうだい、楽しかったかい?」講師陣の質の高さ、コースの広さ、レスキュー体制の充実など安心の体験アクティビティ。45分は正にあっという間に過ぎた。
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04ミザノ内にあるフラットトラックコースはTT方式。オーバルではなくサーキットスタイル。コンディションは素晴らしく、MOTO GPライダー、SBKライダー、レジェンドライダーによる勝ち抜きレースは多くの観客を魅了する。ファイナルを制したのはアンドレア・ドヴィツィオーゾ。小さなグランドスタンドは満席状態でした。
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05立ち上がり重視のライン取り、進入で大歓声を呼ぶ豪快なスライド、見せる、魅せる。なにより、タイヤだけダート用に交換したスクランブラーがあんなにダートを攻めまくるとは。こんな豪華なエキシビションマッチ、WDWでしか見られない!
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06内装を暗色で落とした巨大テント内に絶妙な空間と白バックに置かれたエンジン達。Lツインはもちろん、デスモセディッチの4気筒も展示されていました。ドゥカティが彩るスポーツバイクの歴史。このエンジン達が静かに、しかし雄弁に物語っている。
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07電気関係の会社として創業したドゥカティ。先の大戦で戦火にのまれたボローニャ、ドゥカティの工場は戦後の復興でカメラなども生産しました。モペッド用4ストロークエンジンの生産もその一つ。これが現在のドゥカティを育てる分岐点にもなった。子犬の意味を持つクッチョロ。現在でもイタリアの町で見かけるモペッドの原型でもある。
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08ここからは本社のムゼオ(ミュージアム)に収蔵されているヒストリカルモデルを。1950年にはクッチョロエンジンの生産ばかりか一台の完成車を目指したドゥカティ。前後サスペンションを備えた一台を送り出すことでバイクメーカーとなる。それがこの写真の一台。
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09スクランブラーを取り巻く当時のポップカルチャーを思わせるポスター。町に野に、仲間と、デートで、様々な場面でオートバイが楽しさを演出した様子が伝わってくる。現在のスクランブラーにも同じ匂いがするのがここからもわかりますね。
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10Lツインエンジン、スーパーバイク。ドゥカティの今に続くイメージを決定付けた一台がこの750GTです。1970年、すでに世界のバイク潮流が大型にシフトするのを睨んだドゥカティが送り出したこの一台は、改良と進化を重ね、後に900cc、1,000ccへと成長するLツインの原型でもあり、多くのファンを魅了することになる。
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111956年11月30日、イタリア、モンツァのオーバルコースで行われた一つの挑戦は実に46もの記録を打ち立てることに。このレコードブレーカーは、100ccのエンジンながら、より排気量の大きな125や250クラスの記録まで塗り替える大活躍をみせた。アルミ製の空力抵抗を減らしたフェアリングが印象的。
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12ムゼオのある建物の階段の踊り場から見た一枚の画。サーキットを攻める一台のレーシングマシンを思わせる。この絵、近づいてみると実は多くの顔写真やバイクの写真をモザイク状にして描いたもの。さすが、芸術の国イタリア!
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13WDWが終わった翌月曜日、ボローニャの本社にあるムゼオにはドゥカティオーナーズクラブの面々が集まり、ムゼオで立食のランチを摂っています。歴史ある車両、稀少なプロトタイプ、レースシーンを熱くしたチャンピオンマシンなどの中、ゆったりとした時間が流れます。こうしたホスピタリティーもドゥカティ流。
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14実はこの日、創立90周年を記念する行事「グローブトロッター」の出発式典が行われた。1台のムルティストラーダ1200エンデューロを7名のライダーがリレーし、世界一周をする、というもの。経路はユーラシアを横断、9月には日本へと上陸し、そこから海を越え北米へ。大陸を横断し、再びヨーロッパへ、というもの。
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15世界一周をするバイクに貼られた経路図。ドゥカティとゆかりのある場所を辿りながら走る、というこの地球一周行はSNS等を通じて発信されるほか、こちらからも要チェック。
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16ランチ後、クラブの皆さんが本社前に造られたエアゲート前に集合し、いよいよ出発式。その前に記念撮影。インドのナケイさんがスタートライダーを務めます。準備万端なバイクとナケイさんも埋もれるほどの人垣。この後、各クラブの人達が思い思いにステッカーを貼り、自分の名前を書き込み、旅の安全を祈念していた。
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17本社のゲートを出て、今旅に出るムルティストラーダ1200エンデューロとナケイさん。大きなバイクが小柄に見える巨漢のナケイさん。じゃ、行ってくるね、と颯爽とボローニャを後にした。ロシア、サンクト・ペテルブルグを目指す。