操作不要の画期的クラッチ
- 掲載日/2011年05月26日【DUCATIカスタムポイント】
- 取材協力/カスノモーターサイクル、モトコルセ
今まで無かった画期的なカスタマイズ
発進・停止時のクラッチ操作を不要にする
ドゥカティには多種多様なカスタムパーツがラインナップされていますが、今回紹介するアイテムはその中でも画期的な一品。カスノモーターサイクルが正規輸入を行う「VEE TWOスーパークラッチ」は、クラッチ操作無しにシフトチェンジが行えるというカスタムパーツです。近年は比較的軽くなったものの、クラッチの重さはドゥカティの悩ましい部分。それを解決する方法としてクラッチレリーズシリンダーの交換といった手法がポピュラーですが、このパーツはクラッチ操作自体を省略してしまう、驚きのクラッチなのです。
スーパークラッチを組み込んだ車両では、クラッチを握らずにそのまま一速に入れてもエンストせず、スロットルを開ければスクーターのように発進可能。それだけだと“単なるオートマチック化では”と思われるかもしれませんが、スポーツバイクの要であるシフト操作を“レバー無し”で行えるのが大きな特徴。
通常の車両と同様に回転数を合わせ、スロットルと共にペダルを操作すれば、ごく自然なシフトアップ/ダウンが可能で、クラッチミートのタイミングも非常にスムーズ。セミオートマチックに近い機構となりますが、クラッチレバーを使わないだけであとはほとんどノーマル車両と変わらないライディング感覚が楽しめます。また、「発進時にもたつくのでは」という懸念も無用で、クラッチが接続されるタイミングを3パターンの中から任意に選択できるようになっており、こちらも違和感を感じさせません。重いクラッチや、半クラッチのやりにくさに悩んでいるドゥカティスティにとって、「VEE TWOスーパークラッチ」は一つの回答を示していると言えるでしょう。
クラッチレバーはもちろん装着されたまま。通常のクラッチ操作も可能だが、フィーリングはノーマルと異なる。
VEE TWOスーパークラッチの動きを動画でチェック!
「VEE TWOスーパークラッチ」デモ車を体験
CUSTOM CHECK POINT
- ● ドゥカティのスポーツ性はそのままにクラッチ操作を省略
- ● 独自の内部構造の採用による絶妙なクラッチミートの感覚を実現
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