VIRGIN DUCATI | 試乗インプレ【予告編】ハイパーモタード トピックス

試乗インプレ【予告編】ハイパーモタード

  • 掲載日/2013年06月10日【トピックス】
  • 取材協力/Ducati Japan  取材・写真・文/山下 剛
ハイパーモタードの画像

フロントの左右ウィンカーはハンドガードに埋め込まれ、ハイパーモタードのスタイリッシュさをスポイルしないデザイン。

新開発の水冷Lツインエンジン テスタストレッタ11° を搭載
先代のデザインを継承しながらさらに乗りやすく進化

ハイパーモタードは 2007年に、排気量 1,078cc の空冷デュアルスパークエンジンをトレリスフレームに搭載し、前後 17 インチアルミキャストホイールを装備したスーパーモタードモデルとして誕生しました。ドゥカティスタたちはそのライディングフィールに歓喜しますが、その一方で刺激にあふれる乗り味は万人がその性能を存分に発揮できるものではありませんでした。そんなハイパーモタードは、イヤーモデルが更新されるたびにサスペンションのセッティングが煮詰められていき、しだいに誰もがその乗り味を堪能できるものへと変化していく中で、2009年に空冷 803cc のエンジンと湿式クラッチを搭載したハイパーモタード796 を追加。2010年にはハイパーモタード1100 EVO となり、上位モデルとしてハイパーモタード1100 EVO SP が設定されました。

しかし 2013年のフルモデルチェンジで、2種類あったエンジンは水冷 821cc の「テスタストレッタ11°」に一本化。ラインナップは、スタンダードモデルとなるハイパーモタード、前後サスペンションとホイール、タイヤがアップグレードされるハイパーモタード SP、さらにサスペンションストロークを短くしてシート高を落とし、スクリーンやパニアケースを装備してツーリング向けとしたハイパーストラーダの3モデルに再編成されています。

フォトTOPICS(写真点数/19枚)

ハイパーモタードの画像
01複雑な面形状が組み合わされるサイドカウルは、防風性もよく、なおかつハイパーモタードの流麗なデザインの重要なアイコンでもあります。
ハイパーモタードの画像
02トレリスフレームも新たに設計されたもので、軽量化と高剛性化を同時に実現。リアフレームはアルミダイキャスト製となっています。
ハイパーモタードの画像
03テールカウル下にはアンダートレイが備わっており、タンデムに便利なグラブバーが一体化。美しさと使い勝手が両立しています。
ハイパーモタードの画像
04赤いステッチのルックスが特徴的なシート。日本仕様にはローシートが標準装備され、シート高は本国仕様より 20mm 低い 850mm です。
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05シート下には燃料タンクが伸び、ECU も搭載するため、スペースは少なめ。工具とワイヤー式のヘルメットホルダーが装備されています。
ハイパーモタードの画像
06タンデムシートには、荷物積載時に便利なループが設けられています。ツーリングにも対応する快適装備のひとつ。
ハイパーモタードの画像
07ラジエターは「テスタストレッタ11°」エンジンである証。大型ファンを2個備えるオイルクーラー不要な高効率タイプを採用しています。
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08APTC スリッパークラッチを内蔵した湿式クラッチを採用。発進時やシフトダウン時の扱いやすさを一段と向上させています。
ハイパーモタードの画像
09テスタストレッタ11°エンジンは総排気量 821cc で、ハイパーモタード用に新開発されました。最高出力 110HP で本国仕様から変更なし。
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10リアシート下のセンターアップ2本出しマフラーだった先代から、右サイド1本出しへと変更されたサイレンサー。
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11ブレンボ製鋳造モノブロックキャリパーを採用。BOSH 製 ABS との組み合わせで、安全性と制動力を兼ね備えたブレーキシステムです。
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12カヤバ製 43mm 倒立フォークを採用するフロントサスペンション。ストローク量は 170mm で、ギャップの多い路面にも対応。調整機構はなし。
ハイパーモタードの画像
13鋳造アルミ製 10 本スポークの軽量ホイールを採用。タイヤはピレリ製ディアブロ・ロッソ2が標準装着されます。
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14ドゥカティらしさのひとつ、片持ちスイングアームを採用。高剛性はもちろん、マッシブ感のあるデザインとなっています。
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15ザックス製モノショックは、ダイレクトな接地感を得られるカンチレバー式。ストローク量は 150mm、リバウンドとプリロード調整が可能。
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16高解像度ドットマトリクス大型液晶を採用したメーター。視認性に優れており、ABS や DTC レベル、ライディングモードなども同時に表示。
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17ケーブル式クラッチを採用。必要十分で実用度に優れる装備でコストを適正化している。レバータッチは軽く、操作性も良好。
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18フル・ライド・バイ・ワイヤを採用。3種のライディングモードを備えています。キルスイッチを入れるとセルボタンを押せない構造のスイッチを採用。
ハイパーモタードの画像
19サイドミラーはバーエンドマウントからハンドルマウントへと変更され、実用性が格段に向上している。視認性はかなり良好です。

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