

ちょい古ドゥカティを使い倒す
中古車長期テスト企画
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みなさんはじめまして。バージン・ドゥカティ編集部のナベです。無類の空冷2気筒好きということで、並み居るライバルたちを押し退け、晴れてこのページを担当させていただくことになりました。よろしくお願いします。さて、私にとってのドゥカティ、実はずっと心の片隅に憧れという形で居座っていたバイクでした。しかし、何故か「縁」がなく、これまで購入に至ることはなかったのです。ところが今回、このサイトの開設が決まり、自分がその担当者になるということが決まった時から、もう気分は最高! というのも、テスト車輌としてドゥカティの中古車を1台購入し、それに乗れることになったからなのです。
で、そのテスト車輌でナニをするのかというと、ちょい古ドゥカティの旨みをタップリと味わいつつ、「距離を走り込んで使い倒すと、中古で購入したドゥカティはどうなるのか」ということをつぶさにレポートしてしまおうという企画です。なぜ新車ではなくて敢えて中古車なのかというと、まぁ、いろいろとオトナの事情もあるわけですが、みなさん、正直ドゥカティの中古車ってほんの少し心配じゃないですか? |
数多くのモデルのなかから1台を選ぶというのはなかなか難しい問題です。1台1台状態が異なる中古車ならなおさら…。 |
近年のドゥカティはものすごく信頼性が上がっているらしいのに、何故か故障やトラブルにまつわる話が都市伝説のように語り継がれています。ましてや、前オーナーがどんな乗り方をしたか分からない中古車ならなおさら…。ということで、ホントのところはどうなのか、ということを少しでも明らかにするために、ちょい古なドゥカティを実際に1台購入して調べてみようという計画です。
決定したテスト車輌は
ムルティストラーダ
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この企画が決まったのはサイトのオープンが目前に迫った先月(10月)の中旬のことで、車輌本体の購入予算は100万円(オトナの事情ッス)。「車種は担当者が決めていいよ」と言われていたのですが、いざ憧れのドゥカティに乗るとなったら、これがなかなか決まらないもの。みなさん、ご存知ですか? 予算100万円だと、この艶っぽいイタリア産の駿馬が選び放題なことを。そうなると、乗りこなせるかどうかは別にして、スーパーバイクにも乗ってみたいし、ツーリングもこなせるモンスターやスポーツクラシックも捨てがたい。ということで、車輌を決定しなくてはならないギリギリのタイミングまで決まらず…。そこで、困り果てた私は「スポーツバイクの代名詞ドゥカティであっても、峠やサーキット専用のバイクばかりじゃない。ツーリングを楽しめるモデルもある。ならば、一番ツーリングが楽しめるモデルを選ぼう!」と開き直り、もういちどラインナップを見渡してみたのです。すると、これまであまり意識していなかったひとつのモデルが、徐々に光り輝いて見えてきました。そう、それこそがドゥカティの足長系モデルのひとつ「ムルティストラーダ」です。 |
アップライトなポジションながら、峠道でも切れ味鋭い走りを披露すると言うムルティストラーダ。 |
調べてみるとこのモデル、「毎日でも乗れるドゥカティ」を目指して開発されたらしく、歴代ドゥカティの中でも屈指のラクチン・ポジションを誇り、ツーリングも快適。ワインディングでも振り回しやすいとのことで、私のようなドゥカティ初心者が乗る場合、実質的に速いというウワサも。しかも、ツーリングには欠かせないサイドケースとトップケースを同時に装着する芸当はこのモデルにしかできないらしいのです。
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これがお目当てのムルティストラーダ1000S DS。オーリンズのフロントフォークがまぶしい! |
購入するならDSエンジンになった1000S DSを狙いたい。特長的なフォルムが気に入った! |
コレコレ!ツーリング好きとしてはこれがやりたいノダ。これにトップケースも装着するノダ。 |
前後オーリンズと乾式クラッチ
ムルティストラーダ1000Sを購入!
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こうして、知れば知るほど魅力的に見えてきたムルティストラーダ。しかし、ちょっとした問題が…。実は私が「ムルティストラーダを買うゼ! 宣言」をした途端、各編集部から横槍の嵐…。「ドカなら他の選択肢もあるのにナゼ?!」とか、「やっぱりモンスター系でしょ」などなど。どうやらこのムルティストラーダというモデル、好き嫌いがはっきり分かれるらしく、しかも生粋のスポーツバイク好きからイマイチ評判がよろしくない(当社調べ)。予想外のアウェイな雰囲気に驚きつつも、こうなってしまうと自分のバイクでもないのにムルティを擁護したくなるのが私の性分(試乗もしていないのに…)。「ムルティでイイっていったらイイんだよぉッ!」と私が言ったかどうかは定かではありませんが、各方面からの反対を押し切って、購入を決めてしまいました。
早速、中古車物件を探していると、偶然にもドゥカティ横浜さんに数台のムルティストラーダがあるという情報をゲット。基本的に一品モノである中古車を選ぶ場合は、やはり多くの物件の中から選ぶのがベスト、ということで取るものもとりあえず、私は横浜に向かったのでした。こうして、迷いに迷った挙句に選んだのがこの「バージン・ドゥカティ号」、略して「バードカ号」です。車種は、前後にオーリンズ製サスペンションを採用したムルティストラーダ1000S DSで走行距離は2,700km。理由は不明ですが前オーナーは慣らしが終わったばかりなのに手放してしまったようです。また、ハンドルバーとバーエンド、クラッチリリースピストン、ステップ、フレームプラグ、カーボンリアフェンダーなどがノーマルから変更されています。 |
ドゥカティ横浜さんに展示中のムルティ軍団。この手前にも何台かストックされていました。 |
さてさて、紆余曲折を経て購入にこぎつけたこのバードカ号ですが、走行距離を重ねるほどに刻々と変化していく車輌の状態や、楽しみつつも使い倒す様子をこのページでお伝えしていきますので、どうぞご期待ください。
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「バードカ号」の走行は2,700km。非常にキレイでヤレ感の少ない極上の個体でした。 |
しかし、細部をよーく見てみると中古車の現実も…。とくにここは錆びやすいのかも。 |
嫁入りが決まった直後のバードカ号。親の反対を押し切っての結婚なので、頼むゾ! |

