VIRGIN DUCATI | 2010 MotoGPレポート 第9戦 アメリカ DUCATIサーキット情報局

2010 MotoGPレポート 第9戦 アメリカ

  • 掲載日/2010年07月30日【DUCATIサーキット情報局】
  • 写真・協力/Moto GP.com
    ※このコンテンツはドルナ・スポーツ社およびMotoGPオフィシャルサイトからの素材提供により制作されました。
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2010 MotoGP #09 RED BULL U.S.(2010.07.25)

ロレンソとのバトルで2位表彰台
完全復活のストーナーが走る!

ドゥカティにとってアメリカGPは縁起の良いラウンドだ。これまでも数々好成績を収めており、当然今回のレースでもスペクタクルな結果が期待される。前回の戦いで好調を感じさせたストーナーは、ラグナセカでもコンディションをキープしており、予選ではロレンソに僅差の2番手を獲得し、フロントローからのスタート。ヘイデンは7番手となったが、ホームコースであることを考えれば、決して不利過ぎるポジションではない。

ドライコンディションでスタートした決勝レースは、スタートで先頭に飛び出したペドロサを先頭に、ロレンソとストーナーが追随する形でスタート。3台が形成するトップグループは後続を突き放してエキサイティングなバトルを展開するが、中途でペドロサが転倒して脱落し、ロレンソとストーナーの一騎打ちとなった。しかし、セッティングがパーフェクトでなかったストーナーは1分22秒前半のペースを保持し、ノーポイントを避けて完走すること選択。ロレンソに優勝を許すものの2位表彰台を獲得し、ポイントランキング3位のドヴィツィオーゾまであと3ポイントまで詰めることに成功した。ランキングトップは遠いが、このままのペースでいけばホンダ勢と逆転することは決して難しくはないはずだ。ただ、来シーズンはそのホンダで走ることを考えると、一抹の寂しさを感じさせる。

一方、ラグナセカをホームコースとするヘイデンは、予選中に発生したトラブルが決勝でも発生。地元勢のトップを走行するものの、7番手スタートで5位入賞という結果に終わった。また、残念なことにポイントランキングも6位に後退してしまった。次回の開催は、3週間のサマーブレイクをはさんで開催されるチェコGP。後半戦は、ドゥカティ・マールボロ・チームの奮起を期待したい。

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ついに2位を獲得したストーナー。次のチェコGPではいよいよ今季初優勝が現実になりそうな気配だ。

RIDER’S VOICE

C・ストーナー(Ducati Marlboro Team)

「ダニを抜きたかったから、タイヤが温まるのを待ったけど、フロントから転びそうになった。もう一度近づいたら、小さなミスを犯してしまい、その2ラップ後にははらんでしまって、コースアウトしそうになった」

「少しオフしなければいけなかった。できることを全てやったけど、今日も十分ではなかった。全体的には、今週末に満足。」

「すごく速く走れることは分かっていたけど、自信を失い始め、グッドなタイムが消えてしまった。重要なのは完走すること。もしかしたら、もう少しバトルできたかもしれないけど、ダニの転倒を見て、当然、似たような問題が僕にも起こるかもしれないと考えた。」

「ブルノは僕たちにとってグッドなトラック。昨年は走らなかったけど、大好きなトラック。グッドなパフォーマンスができるだろうけど、もう少し前に行くために、何か引き出さないと。今日のトラックは、もしかしたら、今シーズンのベストチャンスだったかもしれないけど、残念ながら活かせなかったから、 今度こそは。」

N・ヘイデン(Ducati Marlboro Team)

「ウォームアップでスタートの練習をしたら、小さな問題があり、それがレースで再現してしまった。それ以外は、正直に全力を尽くせたと思う」

「終盤、ロッシとドビツィオーソとのギャップを詰め、彼らとのバトルに割り込み、彼らのミスを衝こうと思い、全てを尽くした。可能な限りにプッシュしたけど、十分ではなかった。これまで何度もラグナセカで楽しんだけど、来年はエンジョイしたい。優勝争いに戻りたい。」

「チームとここに来てくれたファンに感謝したい。彼らのサポートは素晴らしかったけど、表彰台獲得で応えられなかったのは残念だ。」

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