VIRGIN DUCATI | ムルティストラーダ1000 DUCATI購入ガイド

ムルティストラーダ1000

ムルティストラーダ1000の画像

Multistrada 1000

それまでのモデルとは一線を画す
デュアルパーパスモデル

ムルティストラーダ1000 は 2003年に、ロードスポーツ中心だったドゥカティのラインナップに投入された空冷992cc+乾式クラッチのデュアルパーパスモデルです。“すべての道を楽しめる” ことや“気軽に毎日乗れる” ことを目標に開発されました。エンジンはこの年代を代表し、2012年現在でも多くのモデルに搭載されているツインプラグのデュアルスパークで、これを最初に搭載したモデルでもあります。スタンダードモデルがデビューした後、2005年からはこれもドゥカティのグレードとして定着しているオーリンズサスペンション装備のSが追加され、2007年に1078cc+湿式クラッチのムルティストラーダ1100 に進化するまで販売されました。

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当初はスタンダードのみが販売されていましたが、モデル後半にはオーリンズ装備のSが追加されました。

当時の思い出話

ドゥカティユーザーだけでなく
他メーカーのユーザーも取り込んで大ヒット

デビュー直後の新車販売は絶好調でした。ムルティストラーダ1000 が人気を集めた理由は、斬新なデザインが人々の心をとらえたのは当然のことながら、それよりも “ドゥカティが発売した足長のツーリングモデル” であるということにあります。過激さを敬遠してドゥカティを選んでこなかった人や、恐る恐るロードスポーツに乗っていたドゥカティユーザーが次々と乗り換えました。しかしムルティストラーダ1000S が登場してからはあまり売れていません。というのもドゥカティユーザーは新しいものが好きで、初期モデルを購入し、モデルライフも後期になると興味は別のモデルに移ってゆくという人が多いようです。新車が多く売れたため、中古車もスタンダードモデルを中心に一定の台数が存在します。

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2012年の多くのモデルに受け継がれているデュアルスパークエンジンは、このムルティストラーダからはじまりました。
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デュアルパーパスモデルとはいえ、オンロードを犠牲にしないドゥカティらしい高性能な足まわりを備えています。
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中古車は初期のスタンダードが中心ですが、年式・グレードに関係なく40 ~60 万円台で推移しています。(2012年5月時点)

価格・スペック(2006年モデル)

記載の車両情報や価格表記はメーカー発表当時のものです。
最新の車両情報に関してはメーカー公式サイトをご確認ください。
スペック情報は万全な保証を致しかねます。実際に購入される場合はDUCATI正規ディーラーへお問い合わせください。
モデル名
ムルティストラーダ1000DS (2006年モデル)
全長
2,130mm
全高
1,340mm
シート高
850mm
ホイールベース
1,462mm
乾燥重量
196kg
キャスター角
24°
フレーム形式
スチールパイプトレリスフレーム
燃料タンク容量
20リットル 内リザーブ6.5リットル
乗車定員
2名
フロントサスペンション
ショーワ製43mmフルアジャスタブル倒立フォーク
フロントホイールトラベル
165mm
フロントホイール
軽合金6スポーク 3.50×17
フロントタイヤ
120/70ZR17
フロントブレーキ
320mmセミフローティングダブルディスク 4ピストン2パッドキャリパー
リアサスペンション
プログレッシブリンク ショーワ製フルアジャスタブルモノショック
油圧タイプリモート式スプリングプリロードアジャスタ付き
リアホイールトラベル
141mm
リアホイール
軽合金5スポーク 5.50×17
リアタイヤ
180/55ZR17
リアブレーキ
245mmディスク 2ピストンキャリパー
エンジンタイプ
L型2気筒 2バルブ デスモドロミック 空冷
排気量
992cc
ボア×ストローク
94mm×71.5mm
圧縮比
10:1
最高出力
67.7kW – 92HP/8,000rpm
最大トルク
92.2Nm – 9.4kgf・m/5,000rpm
燃料供給方式
マレリ製電子制御燃料噴射 45mmスロットルボディ
トランスミッション
6速
クラッチ形式
乾式多板 油圧式
新車価格
136万5000円
取材協力

創業50年、横浜を中心に20店舗を展開する輸入車&国産車の老舗ディーラー

住所/神奈川県横浜市港北区篠原西町23-31
定休日/毎週水曜
営業時間/10:00~19:00
TEL/045-432-7736

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