VIRGIN DUCATI | 2009 MotoGPレポート 第1戦 カタール DUCATIサーキット情報局

2009 MotoGPレポート 第1戦 カタール

  • 掲載日/2009年05月20日【DUCATIサーキット情報局】
  • 写真・協力/Moto GP.com
    ※このコンテンツはドルナ・スポーツ社およびMotoGPオフィシャルサイトからの素材提供により制作されました。
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2009 MotoGP #01 QATAR(2009.4.12)

ドゥカティ・マールボロ&ケーシー・ストーナー
まったく危なげない走りでシーズン初戦を勝利

4月12日に決勝レースが行われるはずだった今シーズンのMotoGP初戦カタールGPは、突然の悪天候により順延という波乱に満ちた展開となった。

しかし、翌13日に行われた決勝レースは、気温21度、路面温度21度、ドライコンディションという理想的な状況に恵まれ、ドゥウカティ・マールボロのケーシー・ストーナーはまったく危なげない走りを披露した。ポールポジションから、タイトルを獲得した一昨年を思い起こさせる完璧なホールショットを決めると、1分56秒台で快走。レース中盤には2番手を走行するフィアット・ヤマハのバレンティーノ・ロッシに差を詰められる場面もあったが、そのままトップの座を一度も明け渡すことなく走りきり、見事なポール・トゥ・ウィンでシーズン初戦を勝利した。2位に入ったフィアット・ヤマハのバレンティーノ・ロッシに7.771秒差をつけての完全勝利だった。

一方、チームメイトのニッキー・ヘイデンは、新チームからのデビュー戦と通算100戦目にあたるレースを楽しみにしていたが、公式予選終盤にハイサイドを起こしから背中を路面に強打。そのほか切創した胸を3針縫う怪我を負い、決勝レース出場は微妙な状況だったのだ。しかし、レースには強行出場し、12位に入り4ポイントを獲得する闘志を見せた。

手術した左手首という不安材料を抱えていたストーナー。しかし、3月上旬に行われていたカタール合同テストでは1番時計を記録するなど、好調が伝えられて いた。そして、カタールGP本番ではフリー走行1、フリー走行2、公式予選、ウォームアップ走行でトップタイムを連発。開幕前の好調をそのまま勝利に繋げた結果となった。これでストーナーは、4月26日にツインリンクもてぎで決勝レースが行われる第2戦日本GPにポイントリーダーとして姿を現すことになる。

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左手首の不安を感じさせない走りで初戦をもぎ取ったストーナー。他を寄せ付けない完全勝利を披露し、ドゥカティの実力を見せ付けた。
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ライバルのロッシに対し、7秒以上の差をつける完走。チームメイトのヘイデンは怪我に負けず出場したが、残念ながら12位という結果に。

RIDER’S VOICE

C・ストーナー(Ducati Marlboro Team)

「燃費に関して少し問題があり、チームは、もし可能ならば、状況に適応するように説明してくれた。コーナーで速く行き、ハイギアで走ろうとトライしたけど、10ラップ目からは十分ではなかった。ライディング法を変更しなければいけなかったけど、その後は問題がなかった。」 「昨年よりもベストな形でスタートしたかった。昨年はここでの勝利からシーズン中盤まで、オプションがあった。今年はシーズン最後までバトルを維持できると考えたい。」

N・ヘイデン(Ducati Marlboro Team)

「タフな週末だった。たくさんのことが起こり、時速200キロで叩きつけられたことは何も役立たなかったけど、大丈夫だ。」 「レース序盤、リズムがすごく遅く、それに、グレートなスタートではなかった。燃料が消耗してきたら、感触が良くなり、速く走り始めることができた。すごく速く、ラスト5、6ラップは週末で1番速かった。」 「最後にダニを抜けたらよかったけど、チームは、週末に僕たちに反することがたくさん起こった状況の中で、決して屈しないことを証明してくれた。幸 運にも悪いことは過ぎ、ケーシーはバイクのポテンシャルを証明した。ポジティブにカタールを立ち、もてぎに向けて考えることができる。」

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