VIRGIN DUCATI | 2011 MotoGPレポート 第15戦 日本 DUCATIサーキット情報局

2011 MotoGPレポート 第15戦 日本

  • 掲載日/2011年10月03日【DUCATIサーキット情報局】
  • 特別協力/Ducati Japan  プレスリリース/2012年10月3日
    MotoGPで活躍するドゥカティ・チーム。メーカー発信のレポートをフォトギャラリーでご紹介します。
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2011 MotoGP #15JAPAN(2011.10.02)

不運な週末も
今後への好材料が見つかる

バレンティーノ・ロッシは、フリー走行、予選を通じて着実にパフォーマンスを向上させ、さらに今朝のウォームアップセッションでも好タイムを残した。しかし、レースでは、デスモセディッチGP11.1の進化を結果に繋げることはできなかった。スタート後、2つのコーナーをクリアしたところでホルヘ・ロレンツォと接触。ロッシはその反動でベン・スピースにもヒットした。転倒したロッシはそのままグラベルへとスライドした際に左手指にダメージを負った。なお、ガレージに戻った直後にX線検査を受けたところ、幸いにも骨折など大きな怪我はなかった。

ニッキー・ヘイデンは、アルヴァロ・バウティスタらと熾烈な4位争いを演じた。ターン1でアグレッシブに攻め込んだが、スピードが高すぎてコースアウトし、いくつかポジションを落とした。しかし、その後も安定したペースで周回を続け、7位でチェッカーを受けた。

RIDER’S VOICE

ニッキー・ヘイデン(ドゥカティ・モトGPチーム) 7位

「今週末はマシンのフィーリングがかなり良かった。今朝のウォームアップでは8番手にとどまったが、安定したラップが刻めていた。ニューマシンにスイッチしてからここまで手応えを感じたのは初めてだった。スタートでは周りのライダーが動いたので、危うくフライングするところだった。ターン1出口でバレ(バレンティーノ・ロッシ)と接触してコースアウトし、タイムをロスした。だが、僕達はレースをしているのだし、オープニングラップではああいうアクシデントが起こっても不思議ではない。その後はすぐにリズムに乗ることができた。ケーシーにオーバーテイクされた時は、そのまま後ろについて一緒にバウティスタをパスするつもりだったが、ちょっとアグレッシブになりすぎたらしく、グラベルに入ってしまった。今日はライバルにミスが続出していたので、良い結果を得る絶好の機会だったが、自分のミスでチャンスを逃した。一生懸命仕事をしてくれたスタッフの労に報いることができなかったのが残念でならない。フィリップアイランドは好きなサーキットなので、うまくまとめて結果に繋げたい」

バレンティーノ・ロッシ(ドゥカティ・モトGPチーム) リタイア

「たったふたつコーナーをクリアしただけでレースが終わってしまった。今週末は進歩を実感していたうえに、マシンへの理解も深まっていたので、本当に残念だ。今朝のウォームアップでは4位だった。レースでも1分46秒台後半のタイムで走れたと思う。タイヤについても、リアにハード、フロントにソフトというチョイスは正解だったと思っている。ストーナー、シモンチェリ、ドビツィオーゾがそれぞれミスを犯したので、僕達にも表彰台のチャンスがあったはずだ。今日はちょっと不運だったね。クラッシュの原因は、ターン1で芝生に入ったロレンツォが次のコーナーで急に進路を右に変更したこと。僕はわずかに後ろにいたのだが、彼の死角に入っていたらしい。」

「ロレンツォにヒットされた反動でスピースと接触した。その時、運悪くフロントブレーキレバーが彼に触れてしまった。いずれにしても、一連のアクシデントは典型的なレーシングアクシデントに過ぎない。今日は僕が悪いタイミングで悪い場所にいた、と言うしかないよ。ただし、今週末のドゥカティが良い仕事をしたことに変わりはない。このところ厳しい状況が続いているが、今回はライバルと十分に戦える手応えがあった。今のドゥカティが正しい方向に向かっていると確信している」

ヴィットリアーノ・グアレスキ(ドゥカティ・モト GP チーム・マネージャー)

「このような結果に終わってしまったが、ポジティブな材料も見つかっている。3日間を通じて、バレンティーノとニッキーとの協力体制で仕事を進め、良いレースをする準備は整っていた。バレは今朝のウォームアップでもかなり乗れていたので、期待が高まっていた。本人もセットアップに満足しており、上位争いに加われる手応えも感じていたようだが、スタート直後にロレンツォと絡んでしまった。あのシーンを見た瞬間、本当にガッカリした。ニッキーは良いペースで周回し、4位争いのバトルに加わっていたが、わずかのミスがたたって順位を落とした。最終的に7位という結果を得たものの、現在のポテンシャルからすれば物足りないリザルトだ。残り3戦すべてでポテンシャルを発揮できるよう努力する」

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