2015 MotoGPレポート 第6戦 イタリア
- 掲載日/2015年06月05日【DUCATIサーキット情報局】
- 特別協力/Ducati Japan プレスリリース/2015年06月02日
MotoGPで活躍するドゥカティ・チーム。メーカー発信のレポートをフォトギャラリーでご紹介します。

2015 MotoGP #06 Italy(2015.05.31)
ドゥカティのホームレースで
イアンノーネが2位表彰台
ドゥカティのホームレースとなるイタリアGPでイアンノーネが2位表彰台を獲得。ドヴィツィオーゾはリタイア、ピッロは8位完走。
ムジェロで開催されたMotoGP第6戦のイタリアGPで、ドゥカティチームのアンドレア・イアンノーネが自己最高位となる2位でフィニッシュした。ポールシッターのイアンノーネは、風光明媚なトスカーナの丘にレイアウトされたサーキットで抜群のパフォーマンスを見せ、20ポイントを獲得した。オープニングラップ終了時点で3番手を走行していた彼は、4周目にマルク・マルケス(ホンダ)にかわされ、9周目まで4番手を走行。10周目にチームメイトのアンドレア・ドヴィツィオーゾとマルケスをパス。2位にポジションを上げると、マルケス(その後クラッシュ)とバレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)の執拗なアタックに対応しながら、そのままの順位でチェッカーを受けた。今回の好パフォーマンスで20ポイントを上積みしたイアンノーネは、第6戦終了時点で81ポイントを獲得し、ランキング4位に浮上した。
アンドレア・ドヴィツィオーゾは予選3位。イアンノーネと同様にフロントローからスタートした。オープニングラップ終了時点で2位、マルケスと激しいバトルを繰り広げた。しかし、デスモセディッチGP15のリア・スプロケットにトラブルが発生してスローダウンを余儀なくされ、14周目にピットに戻った。ドヴィツィオーゾは、今回ノーポイントに終わったものの、83ポイントでランキング3位を堅持している。
ドゥカティ・テストチーム・ライダーのピッロは、予選6番手から素晴らしい走りを見せ、今季初のワイルドカード参戦を8位フィニッシュで飾った。
RIDER'S VOICE

アンドレア・イアンノーネ/2位
「今日のリザルトには心から満足している。表彰台フィニッシュがけっして簡単ではない状況だったので、余計にうれしい。チームは素晴らしい仕事をしてくれた。マシンの動きも良く、クリニカ・モビーレの医療チームも週末を通して僕を助けてくれた。デスモセディッチGP15は、本当に素晴らしいマシンだ。僕自身も、レースをうまくマネージメントすることができたと思う。スタートではホルヘ(ロレンソ:ヤマハ)をマークしようと思っていた。ペースは僕より良いというわけではなかったが、リスクを最小限に抑えてうまくレースをコントロールしていた。その後、少しプッシュしすぎていると感じたので、自分のペースをキープすることに集中し、中盤近くから疲労が出てきた(負傷した)肩を労ることにした。今回のリザルトはチームワークの賜物なので、みんなに感謝したい。全員で力を合わせたからこそ、今日の結果がある」

ミケーレ・ピッロ/8位
「個人的には今回のイタリアGPに満足しているが、ドヴィツィオーゾのリタイアが残念だ。一方、イアンノーネの表彰台フィニッシュには祝福の意を表したい。自分にとっても感動的な週末だった。予選で6番手タイムをマークして2列目スタートが決定し、今朝のウォームアップでは4位。レースでは8位で完走することができた。僕の目標は、ウィナーから30秒以内にフィニッシュすることであり、その目標はどうにか達成できた。ドゥカティ、レースチームやテストチームの面々に感謝したい。良いデータも取れたし、ポテンシャルも確認できている。次戦以降にさらに良いレースができることを望んでいる」

アンドレア・ドヴィツィオーゾ/リタイア
「今日は午前中のウォームアップから歯車が噛み合っていなかった。レースでは好スタートを切ってトップ集団にいたものの、リア・スプロケットが異常摩耗してマシンを止めざるを得なかった。表彰台争いができると思っていただけに、しかもムジェロというホームサーキットだっただけに、余計に悔しさが残る。それ以上に、もっとも重要なポイントを取れずに終わってしまったことが残念だ」
クラウディオ・ドメニカーリ/ドゥカティ・モーター・ホールディング最高経営責任者
「素晴らしいイタリアGPだった。グランドスタンドはもちろん、ムジェロ・サーキットのあらゆるセクションに大勢のファンが集まってくれた。モーターサイクル・レースが活力と情熱にあふれていることの現れにほかならない。コースレコードとともにポールポジションを獲得し、レースでも2位でチェッカーを受けた。ドゥカティ・デスモセディッチGP15の戦闘力が証明されるとともに、アンドレア・イアンノーネのスピードとレースマネージメント能力が実証されたと言える。アンドレア・ドヴィツィオーゾにはメカニカルトラブルが発生して、リタイアせざるを得なかったのは残念でならない。今週末の彼のパフォーマンスとスピードから判断すると、トラブルがなかったら彼には大きなチャンスがあったに違いない。ミケーレ・ピッロのレースも、満足すべき内容だった。今季初のレースで予選6位、決勝では8位と存在感を発揮した。ジジ(ルイジ)・ダッリーニャとドゥカティコルセの面々に感謝したい。素晴らしいコミットメントと決意で夢を実現しようと努力してくれている」
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