スーパーバイク1098S
- 掲載日/2011年06月08日【カスタムDUCATI】
- 記事提供/『DUCATI Campione Del Mondo』 Vol.10(2007.08.08発行)
ブラッシュアップされた最新モデル
細部を煮詰めた極上の一台
ドゥカティのラインナップ内でスーパーバイクシリーズとカテゴライズされているフラッグシップモデルは、常にその時代の最新レーシングテクノロジーを注ぎ込んだ、話題の1台になる。国産メーカーに較べさらに思い切りのいい造り込みを行うメーカーだけに、世界が注目するのだ。その最新モデル1098を、さらにブラッシュアップした1台がコレ。モトコルセがプロデュースするコンプリートモデル、1098ACである。ACとはアルタ・コンプレシオーネ(Alta Compressione)の略で、平たく言えばハイコンプ仕様ということ。エンジンにパンチを加えるのに有効な圧縮圧力を上げた仕様なのである。
ビモータの日本およびアジア総代理店として活動している同社だけに、イタリアンバイクのプレミアム度をさらに向上させる術はお手のもの。1098ACはパフォーマンス向上に執心するよりも、エクステリアを含め細部のクオリティアップをひとつずつ積み重ねることで、一層の所有感向上を狙っている。
一例を挙げると、エンジンはボア×ストロークをそのままに専用ピストンを使い圧縮圧力のみ向上。今回の撮影には間に合わなかったが、マフラー交換もメニューに入っており、フルエキゾーストスリップオンの両方から選ぶことができる。クラッチにはもちろん、STM製のスリッパークラッチを搭載済みだ。足まわりやエクステリアに関しても、アルトのブレーキローターをはじめ、カーボンパーツからビレットパーツ、ファスナー類など世界の銘品を扱うモトコルセだけに、このあたりのチョイスは自在だろう。
残念ながら試乗はできなかったが、最近はレース活動でも実績を残しているだけに、同社のコンプリート車のまとめ方には興味津々。機会があれば是非その感触をお伝えしたいと思う。
カスタムの詳細をチェック!
スクリーンは 24Kコーティングがされたオリジナル品。
ブレーキマスターはブレンボのラジアルポンプ。アルミ製バーエンドは STMスタイル製だ。
シートはパンチングメッシュ仕様のブラック・アルカンターラ。
フロントフェンダーは軽量、強靭なドライカーボン製。
ラジエターおよびオイルクーラーのプロテクションスクリーンは、モトコルセ製のチタン仕様。精密な仕上がりだ。
スイングアームカバーにリアフェンダーも軽量なドライカーボン製。樹脂パーツをすべてカーボンにすれば、かなりの軽量化になる。
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