モンスター1100S DUCATI購入ガイド | バージンドゥカティ

Monster 1100 S

上位モデルにふさわしい
高級感あるモンスター

2009年にデビューしたモンスター1100シリーズは、先に発売されていたモンスター696シリーズと同様の新設計フレームと新しい外観デザインを採用した新世代のモンスターです。それ以前のモンスターS4RSテスタストレッタなどの水冷エンジンモデルを整理（のちにストリートファイターシリーズとして再登場）し、このモンスター1100シリーズでは排気量 1,078ccの空冷デュアルスパークエンジンに一本化されました。また、2013年の現行モデルであるモンスター1100EVO では湿式クラッチを採用していますが、モンスター1100シリーズはドゥカティ伝統の乾式クラッチを搭載していたことも特徴です。上位モデルのモンスター1100S が発売され、少し遅れてスタンダードモデルのモンスター1100 が導入、2010年にはそれぞれに ABS モデルが追加設定されました。

モンスター1100EVO に通じる現行系デザインと、前後のオーリンズ製サスペンション＆ゴールドホイールが特徴です。

今回紹介するモンスター1100S は、前後にオーリンズ製のサスペンションとゴールド塗装のホイールを装備したドゥカティの上位モデルにふさわしい高級感のあるモデルでした。

モデルラインナップ期間年表

	モンスター1100	モンスター1100S
2009
2010	それぞれに ABS仕様追加

当時の思い出話

空冷モデルならではの軽快感と
乗りこなす楽しさにあふれる

水冷モデルほどの暴力的なパワーやギラギラ感はなくなってしまったものの、空冷ならではの軽快さとオーリンズ製の前後サスペンション＆ゴールドホイールによる所有感により、モンスター1100S はデビュー当初から人気がありました。モンスター1100EVO とは違い、トラクションコントロールシステムは備わっていませんが、その分だけ乗り手には技術が必要＝乗りこなす楽しさがあり、サーキット走行を楽しむユーザーもたくさんいました。電子制御はないけれど、アップマフラー、乾式クラッチを含めて空冷モンスターの性格が色濃く出ていて、近年では１、２を争うベストバランスモデルでしょうね。

そのため、ハードに乗られた車両が多く、クラッチなどにストレスがかかった状態の良くない中古車もあります。その一方で、驚くほど大切にされていた上質車もあるので、中古車選びは焦らず慎重に。新車当時に人気があったこと、年式が新しいこともあって台数は豊富にありますから、ディーラーと相談しながら中古車を探してください。なお、当店では当時も今もホワイト×ブラックフレームの落ち着いたカラーリングが人気ですね。