VIRGIN DUCATI | 【インタビュー】菅野知佐さん(MONSTER 696) ライフスタイルDUCATI

【インタビュー】菅野知佐さん(MONSTER 696)

  • 掲載日/2017年04月19日【ライフスタイルDUCATI】
  • Photo & Text/Keisuke Asakura
    取材協力/DUCATI札幌  記事提供/『VIRGIN DUCATI』 Vol.04(2014.08.04発行)
【インタビュー】菅野知佐さん(MONSTER 696)の画像

女性ライダーにベストフィット
コンパクトなモンスター

人生を変える出会いは、いつ、どこでやってくるかわからない。菅野さんの場合は、ある日偶然交差点で並び合った一人のライダーがそれだった。

「全身黒づくめで、ヘルメットから長い髪がこぼれ出ていて、もう強烈にカッコ良かったんです」

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「理想の相棒に出会えました」とモンスター696にゾッコンな様子の菅野さん。ご主人もバイク乗りで、夫婦揃って日帰りや泊まりでのツーリングを楽しんでいるとのこと。

そのライダーが駆っていたのがドゥカティ。今にして思えば、初期型のモンスターだったと菅野さんは語る。

「D・U・C・A・T・Iって書いてあるけどなんて読むのかな? って思いました。ドゥカティというメーカーすら知らなかったんですよね(笑)」

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最もコンパクトなモンスターとして、女性ライダーにも人気のモンスター696。この車両はドゥカティ札幌の手によるローダウン仕様で、ノーマルに比べさらに足着き性が向上している。

その女性ライダーとドゥカティの存在は、いつも頭の片隅にあった。そしてある日出かけたバイクのイベントで、モンスター696を見つけた菅野さん。 一目で気に入ったのだが、当時は普通二輪免許しか所持しておらず、大型へのステップアップも考えていなかった。けれど、対応してくれたドゥカティ札幌の女性スタッフの話を聞いているうちに、考えが変わってきたという。

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ハンドルポストにカラーを追加し、アエラ製のハンドルを使用してグリップ位置を上げ、ライディングポジションをアップライトに変えている。

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ツーリング派の菅野さんにとって、ナビゲーションシステムは欠かせないアイテム。取り付けステーは、菅野さんのご主人の手による自作パーツ。

「乗りやすさとかクラッチの軽さとか、足着き性の問題もローダウンで解消できるとか、女性ならではの視点でお話してくれたんです。すごく勇気づけられて、このバイクに乗ってみたいと強く思うようになりました」

その後、ドゥカティ札幌の店舗を訪れ詳しい説明を聞き、ライセンスサポートの存在にも後押しされて、大型二輪免許の取得とモンスター696の購入を決めたのだそうだ。

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パーツの組み替えで積載量が変えられる、ベンチュラのバイクパックシステムを選択。バッグも専用品なら様々な容量が選べ、パッキングも容易。

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フレームはドゥカティ伝統の鋼管トレリスフレームと、アルミ鋳造製のシートレールで構成。菅野さんは「ドゥカティらしい部分」とお気に入り。

初めて愛車としたドゥカティの乗り味は強烈だった。最初は低回転時のトルク変動に戸惑い、手強さを感じたというが、それ以上にこのバイクを乗りこなしたいと思わせる楽しさがあった。

「スピードを上げれば上げるほど、安定してシックリくるんです。それが分かった時、これがドゥカティなんだって感動しました。自分は小柄だからとか、女性だからという理由でドゥカティを諦めている人は、騙されたと思って挑戦して欲しいですね。きっと、もの凄く楽しいですから」

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フレームスライダーは「赤いラインのワンポイントが気に入って」と、アエラをチョイス。ローダウンシートも赤いステッチ入りを選んでいる。

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サイドスタンドを出しやすくするために、ボルトでフックポイントを追加。ドゥカティ札幌の女性ユーザーには、定番のカスタマイズのようだ。

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