【DUCATI ニューXDiavel V4プレス発表会】この世で最高に超絶エキサイトなクルーザー、V4エンジンを備え大きく生まれ変わる！！
- 掲載日／2025年09月24日【トピックス】
- 取材協力／ドゥカティジャパン 取材・文・写真／小松 男
2018年にドゥカティジャパン社長に就任されてから、これまで国内のドゥカティマーケットを盛り上げてきたマッツ・リンドストレーム氏。ツーリングからサーキットまでドゥカティを楽しむ”走る社長”としても知られている。
昨今の国内の二輪車マーケット状況を見ると、全体的に落ち込みがみられる中、ドゥカティに関しては17％以上増加している。今回のXDIAVEL V4をはじめ、魅力的なモデルが次々と登場していることが大きい。
XDIAVEL V4はいわゆるクルーザースタイルで纏められたモデルではあるが、ドゥカティらしくパワフルなパフォーマンスとスポーティなハンドリングを併せ持っている。クルーザー界の異端児であり唯一無二の存在である。
美しく、刺激的、高品質。
クルーザーの枠を超越した一台！！
DIAVEL（ディアベル）の持ち味であるスポーティな走りをスポイルすることなく、ホイールベースの延長やフォワードコントロールステップの採用によってクルーザーとしてのキャラクターを際立たせた初代XDIAVEL（Xディアベル）が登場したのは2016年のことだった。
ロー&ロングなフォルムを持ちながらも、ドゥカティらしいスポーツ性能をしっかりと楽しめるモデルとして受け入れられ、新たなファン層を開拓するきっかけとなったのは記憶に新しい。そしてそれからおよそ10年を経た今年、ついにV4エンジンを搭載した新型「XディアベルV4」が発表されたのである。
先日、東京都内の特設会場にて開催されたプレス向け発表会には、二輪専門メディアにとどまらず、四輪媒体やライフスタイル誌、さらにはファッションやカルチャーを扱うメディアまで、実に幅広いジャンルの人々が集結していた。その背景には、新型XディアベルV4が単なる高性能クルーザーであるにとどまらず、そこにあるだけで見る者の心を強く惹きつける「アーティスティックな存在」を兼ね備えている、という事実があるのだろう。
そのスタイリングは、スーパーカーからインスピレーションを得たとされ、クルーザーらしいマッシブな迫力を備えながらも、全体のシルエットはエレガントにまとめられている。視線を集めることを前提としたかのような造形は、まさに「美と力の融合」と呼ぶにふさわしい。
さらに従来モデルで特徴的だったトレリスフレームを廃し、新たにアルミニウム製モノコックフレームを採用した点も大きな進化ポイントだ。一目見ただけで「新型」であると感じさせる造形の刷新がありつつも、ディアベルシリーズの象徴である240サイズの超極太リアタイヤは健在。これにより、新生XディアベルV4が持つ独自の世界観はしっかりと継承されている。
イタリア・ボローニャのドゥカティ本社から駆けつけたXディアベルV4プロダクトスポンサーを務めたロッコ・カノーサ氏。XディアベルV4の魅力を語るだけでなく、日本は美しく、本当に好きだと話してくれた。
ドゥカティ本社で描かれたXディアベルのオリジナルデザインスケッチも紹介された。XディアベルV4は、グラマラスな全体的なフォルムやスタイリングだけでなく、一つひとつのパーツの造形にまで徹底的にこだわっている。
灯火類はすべてLEDが採用されている。ヘッドライトの形状もなんとも言えない独特な曲線で纏められている。この両サイドのラインLEDは、テールランプの造形とも意匠が合わせられている。
ヘッドライトのラインLEDのデザインに寄せられたテールライト。視覚的インパクトがあるうえ、前から見ても、後ろから見ても、XディアベルV4だと伝わるようなデザインが用いられた。
2025年10月4日（土）発売！
11月2日（日）までデビューフェアも開催！！
V2からV4へと進化したエンジンパフォーマンスについても、触れておかねばならないだろう。新型XディアベルV4に搭載されるのは、ムルティストラーダをはじめとする現行ドゥカティのV4モデル群において中核を担う存在である「V4グランツーリスモ・エンジン」である。
スペックシートを紐解くと、その内容は実に衝撃的だ。排気量1158ccから生み出される最高出力は168馬力、最大トルクは126Nmに達し、クルーザーモデルとしては異例とも言える驚愕のパフォーマンスを備えている。
さらに注目すべきは、タイヤの回転方向とは逆にクランクシャフトを回転させる「カウンター・ローティング・クランクシャフト」を採用している点だ。これはMotoGPマシンで培われたノウハウをフィードバックしたもので、効率的なトラクション獲得を可能にし、走行安定性にも大きく貢献している。
このほかにも見どころは尽きない新型XディアベルV4だが、日本での発売は10月4日（土）に予定されており、価格は333万5000円からと発表されている。さらに、10月4日から11月2日までの期間には、全国のドゥカティ正規ディーラーにて「XディアベルV4デビューフェア」が開催される。試乗や見積もりを行った方には、XディアベルV4オリジナルタンブラーがプレゼントされる特典も用意されているという。
XディアベルV4の美しさ、そしてその圧倒的なパフォーマンスを肌で感じたい方は、この機会にぜひドゥカティ正規ディーラーへ足を運び、実車を前にその真価を確かめていただきたい。
最高峰スーパーカーをもしのぐほどのパフォーマンスを持つ、「V4グランツーリスモ・エンジン」を搭載。従来のXディアベルよりパワフルで、なおかつ扱いやすいものとなっている。
ディアベルシリーズのアイデンティティである240/45サイズの超極太リアタイヤも健在。筋肉質なアルミニウム製片持ちスイングアームとの組み合わせは、見る者の記憶に残すインパクトを持つ。
前方に足を投げ出す格好となるフォワードコントロールステップが採用されているのもXディアベルV4の特徴。リラックスしたライディングポジションでありながら、極上のスポーツライドも楽しめる。
アスペクト比を8:3とする6.9 インチTFTメーターディスプレイが採用されている。Bluetooth 接続機能も備えており、ドゥカティ・リンク・アプリとの連携で、さらに利便性は高くなる。
サイレンサーエンドは4本出しとすることで、V4エンジンの存在感を助長して伝える。発表会ではエンジンを始動することはできなかったので、サウンドも気になるところだ。
数多くのメディア関係者が参加した今回の新型XディアベルV4プレス発表会。中にはセレブリティの姿も見かけることができた。ドゥカティ、そしてXディアベルV4の求心力が窺える。
来年、ドゥカティは創業100周年を迎える。これまでの100年間、そしてこれから歩む100年間を記念して、何かサプライズ的な発表もあることと推測することができる。
新型XディアベルV4のカラーバリエーションは、バーニング・レッドとブラック・ラヴァの2色が用意されている。どちらも高級感のある落ち着いた雰囲気を持ち合わせている。
バイクを売却したい時の
バイクを売却する時に
不動車でも
バイクを売却すると