VIRGIN DUCATI | テスタストレッタ DUCATIエンジンガイド

テスタストレッタ

  • 掲載日/2008年10月14日【DUCATIエンジンガイド】
  • 構成/VIRGIN DUCATI.com 編集部
DUCATIエンジンの画像

数々のニューアイデアに彩られた
999用テスタストレッタエンジン

2003年にリリースされたスーパーバイクシリーズの999。言うまでもなく、当時のドゥカティのフラッグシップモデルである。今回ご紹介するのは、その999に搭載されていた「テスタストレッタ」と呼ばれる水冷4バルブエンジンだ。

写真は999時代の幕開けを飾ったスタンダード仕様のユニット(124馬力)で、車名は999だが排気量は先代同様ボア・ストローク100mmX63.5mmの998cc。マネジメントにはお得意のマグネッティ・マレリ製のコントロールユニットを、イグニッションにはデンソー製のダイレクトタイプを採用している。前後それぞれに独立した3元触媒をもつ不等長のエキゾーストパイプと1ユニットにまとめられた大型サイレンサーからなる排気系、さまざまなメカニカルノイズの低減策、エンジンEUCと各種電子機器の通信ネットワーク化など、新時代を見据えた当時の最新技術が惜しげもなく投入されているのが特長だ。

エンジンの設計面では、当時の排ガス規制ユーロ2をクリアするためにバルブのオーバーラップが狭められたため、始動時にやや気難しい点があったと言われている。しかし、いったん回り出してしまえばアイドリング状態でも発進可能はほどの低速トルクを発揮。高回転での際立ったパフォーマンスを持ちながらも、利用されることが多い低中速域では扱いやすさを兼ね備える、新世代の高性能Lツインとして市場からは高い評価を受けた。また、回転の上昇はあくまでもスムーズでありながら、不等長の前後エキゾーストパイプからなる排気系と相まって、低中速域は意外にもトルキーでツインらしさを残したキャラクターだ。エンジンの本性が垣間見えるのは6000回転を超えてから。そこから上の領域では、ツインらしさよりも回転上昇のスムーズさが徐々に強調され、トルクの発生もドラマチックに盛り上がってくる。ツインらしさを漂わせる低中速域と、伸びやかに吹け上がる高回転域。この二面性こそが999用テスタストレッタの真骨頂と言えるだろう。なお、999Sには砂型クランクケースを採用したハイスペック仕様のユニットが採用されている。

DUCATIエンジンの画像
DUCATIエンジンの画像
DUCATIエンジンの画像
エンジン搭載モデル
  • ● スーパーバイク999
  • ● スーパーバイク999S

関連する記事

注目のアイテムはコチラ