モンスター400 DUCATI購入ガイド | バージンドゥカティ

Monster 400

中免ライダーからの支持を集めて
15年以上も販売された日本専用モデル

モンスター400 は普通二輪免許に合わせた日本専用モデルとして 1994年に登場し、1999年に１年間の休止がありながらも 2008年まで販売されたロングセラーモデルです。大きく分けると４つの世代があり、【1】1998年までのタコメーターなし、【2】2000年からのタコメーター付き、【3】2004年からの６速＋インジェクション＋ダブルディスクブレーキ＋高剛性フレーム、【4】2007年からの片押しフロントブレーキになります。ドゥカティの上級グレードに位置付けられる「Ｓ」もありましたが、ラインナップされたのは 2003年のみで、唯一のビキニカウル標準装備モデルでした。このほかにも 2006年には跨っただけで体感できるほど軽いプラスチック製のガソリンタンクを採用するなど、随時マイナーチェンジが行われています。ただ、そんな中でもモンスター400 の最大の特徴は、エンジンが398ccでクラッチが湿式であること以外は 900・750 などとほぼ同じ車体および装備だったことにありました。

モンスター400 はスタンダードを中心に販売されました。上級グレードであるＳが販売されたのは 2003年のみ。

モデルラインナップ期間年表

		モンスター 400
1994	第１世代	タコメーターなしで発売
1995
1996
1997
1998
1999
2000	第２世代	タコメーター追加
2001
2002
2003
2004	第３世代	インジェクションほか採用
2005
2006		プラスチックタンク採用
2007	第４世代	片押しブレーキに変更
2008	第４世代

当時の思い出話

2004年モデルが爆発的にヒット
中古車は 2006年モデルがおすすめ

新車販売で最も印象に残っているのは 2004年です。インジェクションの採用によりそれまでのキャブレターモデルに比べてはるかに始動性が良くなり、初心者ユーザーが一気に増えて、このモデルは売れました。ディーラーは、セルボタンを押すだけでエンジンがかかる気軽さに感動しました。しかしドゥカティではよくある話ですが、好調な販売の後は必ず不調に陥ります。この好調時にメーカーが生産台数を増やしてしまったがゆえに、翌年になっても日本にはかなりの在庫が残ってしまいました。そのため、調整が入り、2005年モデルはほとんど生産・販売されていません。2004年モデルは、後年の販売に影響を与えたという意味でも思い出深いモデルです。

中古車は、最終型である 2007 ＆ 2008年モデルが人気ですが、おすすめは 2006年モデル。この年から採用された軽量なプラスチックタンクは走行性能と車体の取り回しが良く、また 2007年から行われたフロントブレーキのグレードダウンを受けていないモデルだからです。