VIRGIN DUCATI | ドゥカティ ムルティストラーダ1200エンデューロ 試乗インプレッション

ムルティストラーダ1200エンデューロの画像
DUCATI Multistrada 1200 Enduro

ドゥカティ ムルティストラーダ1200エンデューロ

  • 掲載日/2016年07月05日【試乗インプレッション】
  • 取材協力/Ducati Japan  取材・文/河野 正士  写真/Ducati Japan

ムルティストラーダ1200エンデューロの詳細写真

ムルティストラーダ1200エンデューロの画像
タイヤサイズは120/70ZR19。ピレリ・スコーピオントレイル2を標準装備する。セッティング変更無しで、オプションでラインナップされるオフロードタイヤ/ピレリ・スコーピオンラリーを装着可能。ブレンボ製φ320mmディスクローターにブレンボ製M4.32モノブロックキャリパーを標準装備する。
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エンジン下側をカバーするスキッドガードは大型化され、より本格的なオフロード走行を想定しフレームマウントされる。エンジンはスタンダードのムルティストラーダと同じテスタストレッタDVTエンジンを搭載。計測方法の違いからEUモデルからパワーダウンしているかのようにスペック表記されているが、EUと日本で仕様変更はない。
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新設計のパニアケースはツラーテック社との共同開発。右側40リットル/左側45リットルの容量を確保。装着時でも幅1020mmと、車両全幅に限りなく近い幅におさめられている。アーバンパックに装備されるトップケースを装着すれば総容量123リットルの収納スペースを確保。
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ライダーズシートおよびパッセンジャーシートともに新設計。シート下サイドパネルやグラブバーのデザインも一新された。日本仕様に標準装備されるのはシート高850mmのローシート。EU仕様の870mmシートと、ハイシートの890mmシートもオプションでラインナップされる。
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燃料タンクはスタンダードモデルから10リットルUPの容量30リットルを確保。航続距離も150km伸び、450kmを記録するという。ライダー視点からはかなり大型のタンクに見えるがホールド感は良く、スタンディング時に違和感はさほど感じない。
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タンクサイドにはアルミへアライン仕上げのサイドパネルが装備されている。写真では切れて見えなくなっているが特徴的なくちばし部分が延長され、フロントタイヤからの泥ハネをガードする。
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簡単に取り外せるラバー製インサート付きのフットペグは鋳鉄スチール製。オフロードバイク的ワイドペグで、ラバーを取り外せばオフロードブーツ使用時のグリップ感も良好だ。またシフトペダル先端は可倒式で、転倒時のダメージも抑えられる仕様となっている。
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渡河水深は478mm。サイレンサーの排気口位置を77mm高く設定した。またパニアケース装着も充分に考慮し、サイレンサー位置が決定されている。ブレーキペダルはワンタッチで二段階の高さ調整が可能。
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新設計の両持ちスイングアームを採用。メンテナンス性を高めると同時に、ハンドリングやリア周りの剛性アップにも貢献している。リアハブやブレーキシステムなども新設計。
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ハンドルバーに、シッティング時とスタンディング時に最適なハンドルクランプ位置とレバー装着位置をマーク。簡単にオススメポジションをセットアップできる。特にオフロード時にはスタンディングでのライディングがオススメとのこと。スタンディング時に邪魔にならないよう、ミラーステーの形状も改良されている。スクリーンは片手で高さ調整が可能。
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ハンドルライザーの下に30mmのスペーサーを追加。スタンダードモデルに比べ、合計50mmハンドル位置が高くなっている
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カラーLCDモニターを装備。速度計やエンジン回転計は、走行モードによってデザインが変更される。夜間走行時やトンネルに入ったときには、自動的に黒地に反転。その反応スピードも速く、また視認性も高い。
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ピレリ社と共同開発したピレリ・スコーピオンラリーはオプションでラインナップ。セッティング変更無しで1200エンデューロに装着することができる。
試乗ライダー プロフィール
河野 正士
二輪専門誌の編集に携わった後、フリーランスとして活動。二輪専門誌や一般誌でバイク関連の記事を寄稿するほか、近年はWEB媒体でのコンテンツ制作も行う。オンロードからオフロード、カスタムからライディングギアまでバイクに対する興味が尽きず、奔走する日々が続く。
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