モンスター796
696の軽快さと1100のパワフルさとスタイル。それを兼ね備えるのがモンスター3兄弟の真ん中に位置する 796の性質だ。

696の軽快さと1100のパワフルさとスタイル。それを兼ね備えるのがモンスター3兄弟の真ん中に位置する 796の性質だ。

696と796が高回転まで回して走らせることが容易であることに対して、1100は強大なパワーを扱うにはそれなりの経験とテクニックを要した。

2007年のミラノショーで発表された新世代モンスターはこの696からはじまった。コンパクトになったトレリスフレームに両持ち式スイングアームをセットしたスタイルは、これまでのモンスターのイメージを裏切らず、なおかつ新たな走りの予感に満ちていた。

搭載する空冷Lツインは「デスモデュエ・エボルツィオーネ」で、先代となる DS1100 をさらに扱いやすくしたエンジンだ。

新世代Lツインエンジン、モノコックフレーム、先進の電子制御テクノロジーをさらに追求した結果、1199パニガーレSバージョンには、クラス初となる DES (ドゥカティ・エレクトロニック・サスペンション)が装備されている。

ハイパーモタード1100EVOをベースとして、フロントにはトラベルが 30mm延長された 50mm径マルゾッキ製倒立フォーク(DLC コート)を、リアにはオーリンズ製リモートリザーバー付きリアショックを装備。

低中速域での扱いやすさを強調した水冷Lツイン「テスタストレッタ11°」は、ムルティストラーダを革命的に進化させた。

タンクカバーにクロームメッキを施し、クラシカルな DUCATI ロゴを組み合わせたバージョンで、ディアベルの美しいフォルムに磨きをかける。

空冷Lツイン最大排気量となる 1,078cc「デスモデュエ・エボルツィオーネ」を搭載するハイパーモタード1100EVOは、フロントにマルゾッキ、リアにザックスのフルアジャスタブルサスペンションを装備。

ディアベルクロモ最大の特徴は、その名に冠されているクローム。タンクカバーは麗しく艷めくクローム仕上げとなっており、ビンテージスタイルの「DUCATIメカニカ」ロゴがあしらわれ、エアダクトパネルと燃料タンク両側には「Cromo」ロゴがレーザー刻印される。

AMGとドゥカティは2011年にパートナーシップを結んでいる。ハイパフォーマンス、モータースポーツ、エキサイトメントというブランドバリューを完璧なまでに共有することがその理由だ。

ベースモデルとの相違点はカーボンパーツの有無とホイールデザイン、フロントサスペンションだ。カーボン化されているのは、タンクカバー、シングルシートカバー、フロントフェンダー。

極太リアタイヤが織り成すロング&ローのスタイルは、「曲がりにくいのでは」という疑念を抱かせるが、ドゥカティが作るバイクだけにそんなことはない。鋭く加速し、瞬く間に減速し、スパっと切れこむハンドリングが織り成すスポーティさは、ディアベルにもしっかりと息づいている。

高い視点とポジションから一気に車体をリーンさせてコーナリングしていく爽快さは、並みのロードバイクでは味わえない。

ハイパーモタードをベースとして、前後サスペンションのストロークを大きく減らし(前/170→130mm、後/150→133)、20mm 高いハンドルバーライザーを採用。

イタリアのカジュアルファッションブランドである「DIESEL(ディーゼル)」とドゥカティがコラボレーション。ディーゼルのデザイナーの手によって生まれたメーカーカスタムがこのマシンだ。

ドゥカティのラインナップの中で最も“普通の”移動の手段になり得るモンスターシリーズ。その中でも696は、エントリーモデルと位置付けて差し支えない存在だ。

ハイクオリティなカスタムパーツを多数取り揃えることで有名なモトコルセ。そのモトコルセが以前から長くラインアップしているアイテムに SPECIAL ORDER SEAT がある。

足周りの運動性やハンドリングに極めて大きな影響を与えるのが前後ホイールなのは明らかな事実である。イタリアのドゥカティは、歴史的に見てもホイールや足周りの重要性に早くから気が付いていたメーカーだ。

アルミタンクのビーターと言えば、レースの世界に足を踏みいれたことのある人なら、誰もが一度は聞いたことのある名前だと思う。

ベベル系Lツインも、今ではめっきり見かけることが少なくなってしまった。900マイク・ヘイルウッド・レプリカ (900MHR) が一世を風靡してからもう25年以上も...

ドゥカティの純正パーツを流用することでオリジナルドゥカティを作る。その究極ともいえるエンジンスワップ。今回は MOTO eln の手により、4バルブ水冷モデルに空冷エンジンをスワップされ、SSモデルともよべる空冷 916 に試乗した。

現行モンスターの最上位モデルである M1100S は、ツーリングやストリートユースだけでなく、サーキットでも走るうえでも、アドバンテージを備えたモデルだ。

「峠を楽しむために、とにかく軽くしたかった。計ったら 160kg 台でした」フェンダー、アンダーカウル、メーターパネルなどあらゆる樹脂パーツにカーボンを奢る。
