やさしいバイク解説:ドゥカティ モンスター796
新世代のミドルクラス用パワーユニットを搭載する、モンスターシリーズの最新作。796 というネーミングとは異なり、実際の排気量は 803cc となっている。

新世代のミドルクラス用パワーユニットを搭載する、モンスターシリーズの最新作。796 というネーミングとは異なり、実際の排気量は 803cc となっている。

以前からその存在が噂され、2000年には開発が進んでいることをドゥカティ自らが認めたトラディショナルネイキッド。

ドゥカティの最もベーシックなネイキッドモデルとして、20年近い年月をかけて進化熟成してきたモンスターシリーズ。その最新バージョンが「モンスター796」である。

World Ducati Weekとは、ドゥカティが主催するドゥカティスタのためのイベント。2~3年に一度、イタリアの名門サーキットであるミザノで開催され、ヨーロッパを中心に世界各国からドゥカティスタが集まってくるお祭りだ。

意表をつく縦型二灯式ヘッドライトやモンスターではあまり見かけない2本出しメガフォンサイレンサーと、ひとめで「かなりヤッてる雰囲気」なS4RS。

カール・フォガティは世界中の二輪レースファンにもっとも知られたイギリス人ライダーのひとりだ。とくにドゥカティとの関わりは深く、世界スーパーバイク選手権(WSBK)において通算4度の優勝を記録した

ドゥカティ史上初となるロー&ロングのドラッグスタイルクルーザーは、イタリアンモーターサイクルの新境地への第一歩だ。

マルコ・ルッキネリは1954年にイタリア・ボラーノに生まれた。20歳のときにアエルマッキの250ccシングルでヒルクライムレースをきっかけにレース人生を歩みはじめる。

『ロング&ロー、かつ男性的』であることをコンセプトに開発されたドゥカティ・ディアベルは、ムルティストラーダ1200に搭載される水冷Lツイン「テスタストレッタ11°」を心臓とする、ドゥカティの新カテゴリーとなるニューモデルだ。

MotoGP 第2戦のスペインでニッキー・ヘイデンは3位でフィニッシュして表彰台に立った。レースはウエットコンディションとなり転倒者が続出、完走わずか12台のサバイバルレースとなった。

イモラ200マイルレースを制した男、ポール・スマート。2002年、本誌は彼の単独インタビューを敢行、イモラ200マイルレースについてたっぷりと語ってもらった。

トニー・ラッターは、マン島TTレースで7回、アルスターGP(1942年から1971年まで北アイルランドのクラウディサーキットで開催されたレース)で6回など、おもに公道レースやショートサーキットを得意としたイギリス人ライダーだ。

イギリス人レーサー、ポール・スマートのレースキャリアのうち、ドゥカティに関するものは意外と少ない。しかしそれゆえか、彼とドゥカティの勝利は多くの人々の心に印象強く刻まれている。

カタールで開催された MotoGP の開幕戦で、バレンティーノ・ロッシは、その不屈の精神と判断力を発揮して7位に入った。

「スパッジアーリは私が設計したモーターサイクルに乗る私の耳目であり、手足であり、心である」ドゥカティの父とも称される天才技師ファビオ・タリオーニは、ブルーノ・スパッジアーリについてそう語っていた。

10,000kmを走行した1098Sのオーバーホールを終えてこそわかった最新ドゥカティエンジニアリングの素晴らしさ

マイク・ヘイルウッドは、イギリス最大手バイクディーラーチェーンを経営する富豪、ヘイルウッド家に生まれた。そのため幼少の頃からオートバイに親しみ、レーサーとしてのキャリアを17歳からスタートする。

10,000kmを走行した1098のエンジンを分解してみた結果、パーツの摩耗は驚くほど少なく、現代ドゥカティのエンジニアリングの水準の高さを目の当たりにすることができた。

2011年モデルとして新登場した848EVO BLACKは、新開発となる『848テスタストレッタ・エボルツィオーネ・エンジン』を搭載し、パワー/トルクともに向上させたミドルウェイトスーパーバイク。

とかくエントリーモデル、女性向けといわれがちだが、そこはドゥカティであるからしてそう簡単に割り切れるバイクではない。

これまでのドゥカティモデルラインナップの文脈通り、上位モデルの前後サスにはオーリンズ製が装着される。これはSPでも同様だ。

ストリートファイターの上位モデルとして、前後サスペンションやホイールなどよりアグレッシブな走りを実現するパーツ類を装備する。

スーパーバイク1098をベースマシンとし、カウルを剥ぎ取ったネイキッドモデルは、空冷エンジンを搭載するモンスターシリーズに対して、水冷エンジンを搭載するネイキッドモデルとして位置づけられる。

前後サスペンションに電子制御式オーリンズ製サスペンションを採用する。
